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date 2005.10.21
category garden
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福田繁雄展に出かける


霧島アートの森で明後日まで開催されている「福田繁雄展・トリックアート面白世界」に出かける。福田さんは、デザイン界において、まさに首領的存在。間接的には、僕たちの世代も多大なる影響を受けていて、そこから逃れられないと思う。報道では立体作品の紹介が目立っていたが、僕は壁面に飾られたポスター群に釘付けになった。シンプルなグラフィックに、分かり易いメッセージが込められており、力強い。ビジュアルコミュニケーションという言葉の中心軸を作って来た方だと思う。所詮、僕らの世代はその幹から枝分かれした、些細なものしか作れていないのかも知れない。そんな事を感じて、愕然としたのだった。
霧島アートの森までの道のりはおよそ100キロ。一日費やす覚悟で出かけたが、11時に出発して、17時半には戻ってきた。
霧島は、一足も二足も速く、秋本番を迎えていた、そろそろストーブを納戸から出そう。

Comments: 5 comments

  1. テディ

    弾丸が自ら出た砲身に向かっているポスターは
    プロレタリアアートを想起させましたが、
    なにか底流で繋がっているのでしょうか。
  2. 外から見ているはずの自分が,ポスターの中に存在しているような感覚。
    「トリック・・」というより,僕はミニマリズムとかミニマル・アートという言葉を連想しました。
  3. テディさん→
    プロレタリアアートですか・・・難しいですね。全体的に平和を願っている感覚に包まれていましたね。声高に叫ぶのではなく純粋に記号として訴えるという感じで。
    yappyさん→
    ミニマル・アートですか・・・難しいですね。皆さん、美術に造詣が深いですね・・・。この世代の作家は、そぎ落とすことに哲学を見いだしているのでしょうか。僕は、現在描き込む事が好きですが、行き着く先はシンプルなのかと思っています。
  4. あの数の多さに圧倒されますよねぇ。
    スプーン、買おうか迷いましたが、机上のゴミになりそうだったので、止めちゃいました(^_^;
    でも、オートバイの影とか、よく出来てますよねぇ。
    バイタリティー溢れる、のひとことです。
  5. Tessyさん→
    「仕事してんな〜このオッサン!」(敬意を込めて)という感じでしたね。最後にミュージアムショップで、僕も何か買おうと思いましたが結局はポストカードのみでした。今回の展示の純粋なカタログはなかったですね。もしかして売り切れ?