残したい鹿児島のデザインその33
写真家Tomovsky*さんから頂きました。ご馳走様です!
「ねじめ名物 はちみつ入り きくやのネッ・ピー ボーロー」なのです。A4ほどの大きさの袋に「これでもか!」という程、たっぷりと入っていました。直径10センチ程なので食べ甲斐があります。まだ出来たての様で、フワフワ、かなりの美味しさでした。
このデザイン、いささか乱暴です、言いたいことを羅列しているだけかも・・・そんな世界に、根占町のイメージキャラがうまく溶け込み、場を和ましています。鹿児島のデザイン、このようなパッケージモノからテレビ番組のテロップ、広告まで、黒の使い方が強烈なものが多いのです。黒は鹿児島の色なのだと、再認識させられます。美術の受験勉強では「黒を使ってはいけない」と教わっていたので、尚更感じているのかも知れませんが。
それにしてもネッピーの「ネッ」と「ピー」の間に何故「点」が入るのか、一番の謎です。電話番号も書いてあるので直接連絡してみようかしら。
匿名
2005/11/03 21:08
ところで、いいですねこのパッケージ。「はちみつ入り」とイラストの間なんて私の気に入りました。そして意外なことに私には<エキゾチック>に写りました。これはみかんちゃん?とまとちゃん?の朱色のためだと思います。鹿児島という場所になんだか興奮しました。
ネッの後の中黒は「きくやのネッ」ってリズムを出そうとしたのでは?謎が明かされたら、是非発表してください。
かめれっちょ
2005/11/03 21:40
マティック
2005/11/03 22:40
いや・・あの頃はみんな黒は使っていなかった筈ですよ。O熊先生やT井先生に怒られた筈。その名残か、今の仕事でもほとんどスミ線は使いません。無彩色は仲間はずれ的存在で、他の色を殺してしまうと思っています。
確かに、このパッケージはエキゾチックなのです。そういう部分に日頃からグッと来ていて、いつまでも旅人気分です。
かめれっちょ
2005/11/04 11:33
マティック
2005/11/04 20:13
黒が特権的というのは、幾つか理由があると思うのですが、やはり校正刷りで直し(文字について)が入った時、一版だけ変更すれば済むという経済的な問題が一番なのでは?そういう部分、やはりデザインはシビアな世界ですよね。
黒は最も派手な色と教わりましたね。そういう意味で喪服、礼服で使用されると。普段は使ってはいけないんですよ、やはり!
かめれっちょ
2005/11/04 23:54
何が恐るべしかというと、その超越した観察力というか。視覚と思考力が一体なところが素晴らしい、尊敬します。
でもね、そうならあえて質問したいことがあります。田中一光さんなど、黒を使った素晴らしい視覚デザインを残されたと思いませんか?これは派手と才能が出会った時に起きた偶然のコラボでしょうか。どう思いますか?
マティック
2005/11/05 01:27
難しい質問ですね。あの世代って、黒を好きな人が多いと思います。黒をテーマにした作家も沢山いると思うのです。自分も、行き着く先は黒かな・・と思ったり。まだまだ、黒を使いたくないというのは、まだ若い証拠かな〜!全然解答になっていませんね。
かめれっちょ
2005/11/05 07:59
そのうちこの黒の特権性については私の黒皮の手帳・・・いや冗談です(笑)日記に書いてみようと思います。具体例を出しつつ。書いたらお知らせしますから、遊びに来てくれませんか。特別ゲスト・パネラーとして(!)
それから「ネッ・ピー」なんて楽しい話題だったのに、こんな会話に発展してしまい、しかもなんだかトピックを独占してしまったようで、気が引けています。ごめんなさいね。
ネッ・ピーについての引き続きの報告、楽しみにしていますね。
マティック
2005/11/06 22:27
「黒に関する考察」という、重大発表を控えているのですね。ゲスト・パネラーって、何か大々的なものなのでしょうか。
日本人って、やはり瞳も髪も黒ですし、墨を使って書道や水墨画が成り立っている訳ですしね・・・やはり行き着く先なのでしょう。