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date 2005.11.1
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パラゴンのマスターがやってきた


突然、連絡があり、パラゴン(ジャズ喫茶)のマスターがやってきた。パラゴンについては本HPでも何度かお伝えしていますが、このような機会は初めて。マスターの滞在時間は30分程でしたが、終始、緊張してしまいました。殆どがオーディオの話。うちのシステムの診断をしてもらいました。とある定番のアルバムに耳を傾けつつ、「中域の音が痩せているが、スタジオモニターだから仕方ないか・・。」「部屋の後方にもっと空間が欲しい、サックスの音がもっと突き抜ける様に、音像を耳の後ろまで広げた方が」などと、貴重なアドバイスを頂いた。パラゴンに比べれば、うちのシステムはおもちゃの様なレベルでお恥ずかしい限り。いつも部屋で音楽を聴いているので、それなりに音を追い込んでいるのだが、まだまだ・・・。
パラゴンは開店から今年で30年を迎える。「昔は閉店後、ジャズの勉強会なども開いていたが、最近はそういう機会もめっきり減った」との事。少し寂しそうでもあったが、志を高く持ってお店を続けてこられた自信の様な、オーラの様な何かが、マスターの笑顔からにじみ出ていた。「あの様な大人になりたい」と素直に思えるひとときであった。
最後に、11月22日(火)19時30分より、「サキソフォビア」のライブがあります。チラシを見ると「個性派サックス集団」とあります(竹内 直、岡 淳、緑川英徳、井上”JUJU”博之)。前売り券は4000円(当日4500円)です。パラゴンに直接お問い合わせ下さい。電話0996(32)1776

Comments: 23 comments

  1. パラゴンの音、いちど聴いてみたいですねー
    竹内直さんはライブで聴いたことあります。
    すごい、としか表現しようがない演奏でした。
    爽快です。
  2. パラゴンって 高校生の時とか良く行ってましたね。。
    シロクマも美味しいんですよね。
    カレーを食べながら コーヒーを飲んで
    ジャズを聴きながら 仲間でしゃべって
    青春時代ですね。
    今では、夫婦で たまに訪れます。
    ジャズは、詳しくないですが、
    素敵な音色や喫茶店のノイズを楽しめる空間ですね。
    iPodも便利だけど レコードに針を乗せる瞬間がいいですよね。
  3. だいぶ前の事ですが、パラゴンに連れて行ってもらった時の感動は
    今も鮮明に覚えています。
    パラゴンでの「サキソフォビア」のライブ、気になりますね。
    メンツを見て更に興味をそそられました。
    これもだいぶ前、(7〜8年位前)の寒い冬の夜に新宿のジャズ専門の
    CDショップで不意に流れてきたのはコルトレーンの永遠の名曲、
    僕の大好きな「GIANT STEPS」!
    でも、コルトレーンの演奏とは何か感じが違う。
    コルトレーンほどメカニカルな演奏ではない。
    少しワイルドでメロウな感じ。
    妙な表現だが不良の文学少年の様な…そんな感じ。
    その時の体験は、その日の天気と気温と時間と季節と気分と体調と
    景色がその曲で全て繋ぎ合わされた様な、
    まわりの全てが完全に一体となり自分を包み込む様な感覚、
    高揚感と幸福感に酔う至福の一時。
    演奏が終わり、CDプレーヤーに近づき今プレイされたCDを
    確認すると竹内直さんのリーダーアルバムで、八王子のライブハウス
    「BASH」でのライブ録音CDでした。
    その場でそのCDを買って、寒い夜道も楽しい気分で帰ったことを
    覚えています。
    そんな竹内直さんの参加する「サキソフォビア」がパラゴンで
    演奏するなんて何ともうらやましい組み合わせですね〜。
    感想を是非教えてください。
  4. ishidaさん→
    ご無沙汰しております。竹内さんの演奏を聴いたことがあるとは、さすがですね〜。パラゴンの音、一言では難しいのですが、ミュージシャンの想いがダイレクトに伝わるような豪快な音ですよ!
    PARAさん→
    PARAさんの青春時代の1コマがパラゴンにあるとは!市内から通ったのでしょうか。それとも、串木野近辺で学生時代を過ごされたのでしょうか。シロクマは今年食べましたが、美味しかったです、今でも当時の味なのでは?
    Dr.Moonlightさん→
    その話、前に聞いた覚えがありますね。その人が竹内さんだったのですね。コルトレーン、ライブアルバム、両者ともあまり手にしないのですが、D.Mさんは、即決して竹内さんのアルバムを買われた・・・、ジャズの本質を理解している様に思います。さすがだな〜この人は!キミこそ不良文学少年。確かに、個人史における一部分が凝縮されている様なアルバムはありますよね。
    サキソフォビア、是非聴きに来て下さい。大人のお金の使い方としては、悪くないでしょう!
  5. パラゴンのマスターが来ちゃう所が凄いなぁ。
    オーテマさん、いったいドレだけ社交的なんですか?
    先日、ドラムのOくぼさんと一緒だった時に、サキソフォビアの話になりました。是非とも観たいパフォーマンスですね〜。でもその日は東京なので観られないぃぃ。残念。
  6. hrtさん→
    いや・・パラゴンのマスターが社交的なのではないでしょうか。僕は、自分の家が一番好きな場所ですよ。サキソフォビア、興味深いです。サックス4重奏というのは、僕は普段聴かない編成なのです。1人がリズムを刻んだりするのでしょうか・・?一緒に聴きに行けたら良かったのですが、残念です。
  7. 日本全国にあるパラゴンのある、お店をおしえてください。
  8. 鈴木太郎さん→
    コメント、有り難うございます。パラゴンの置いてあるお店、僕は詳しくありません。以前、東京に住んでいたときは一度も見たことがなかったのですが、鹿児島に越してきてから、この「いちき串木野市」にあるジャズ喫茶「パラゴン」で初めて目にしました。その後、同じく「日吉町」の和菓子屋さん「前田家」さんで二度目の対面をしました。僕もJBLでジャズを楽しんでおりますが、スピーカー繋がりで人脈が広がって行くのは楽しいものですね。
  9. シャオリン

    パラゴンのある店、高知県四万十市の喫茶店。名前を今度調べておきます。繁華街から少し北にそれた所にありました。まだ音が出るかは未確認です。音が出るなら四万十川ののんびりした風景の中で、鳴らしてみたいものですね。
    現在大連在住、シャオリンより
  10. シャオリン

    パラゴンのある喫茶店、高知の友達に確認しました。四万十市京町2-3、にあるウオッチと言う喫茶だろうと言うことです。電話;0880-34-5796です。興味のある方は電話でご確認下さい。なにぶん大連に住んでいるので、ここから確認するのは大変です。そう言う私も、愛用していたJBLのラッパやラックスキットで作った真空管アンプ類を四万十川沿いの中村市佐田という村に置きっぱなしです。早く帰ってジャズを聴きたいです。中国でもやっと高級音響が売られるようになりましたが、繊細な音はまだまだです。
  11. シャオリンさん→
    コメント、どうも有り難うございます。中国からの書き込みは初めてではないでしょうか。パラゴン情報、有難うございます。
    中村市・・・今は合併で四万十市になっている(自動変換で出てきました)と思われますが、一度だけ行ったことがあります。足摺海底館がお気に入りです・・・。オーディオ装置を残して旅?出張〜長期滞在?をするのは、何かと気がかりな事が多いと思います。ちなみに、うちはJBL4344Mk2です。
  12. シャオリン

    日本の方とオーデイオの話が出来るとはうれしいですね。このサイトとても気に入りました。私は東京で大学を出て、'72に中国貿易の道に入りました。'74に横浜市に住んでいた時、何かの本で長岡鉄男さんのバックロードホーンの設計図を見て、1週間で高さ90cmのバックロードスピーカーBOXを作りました。スピーカーはパイオニアの25cm複合スピーカー(コアーの部分にホーンがついている)を取り付け、トリオのチューナーつきステレオアンプに接続して、当時は満足していました。それから30余年、年金支給の年齢になったので、東京から四万十市(旧中村市)へ荷物を全部置いて、大連に住み始めました。ところが自作のバックロードスピーカーを車庫に保管してあったのですが、3年前の四万十川の大水で車庫のシャッターが壊れて、太平洋へ流れていってしまいました。残念です。別に持っていたJBLのモニタースピーカーは家の中においてあったので、ほかの管球プリ、メインアンプなどと共に助かりました。又友達に譲り受けた100枚ほどのJAZのLPも私の帰りを待っています。
  13. シャオリンさん→
    コメント、有難うございます。文体や内容から年上の方と想像はしておりましたが、年金支給を受けていらっしゃるとは!驚きです。
    現在日本ではシャオリンさんの様な方へ向けての製品がここのところ目白押しで発表され、2チャンネルのオーディオが復権しつつあります。僕は自作の経験もありませんし、どちらかと言うとマルチチャンネル系の軟派なオーディオファンなのですが、シャオリンさんの世代の、音に対する情熱が現在の日本のオーディオを引っ張ってきたんですよね。
    それにしてもスピーカーが流されてしまったとは無念ですね・・・。
    中国には、このあとずっと住まわれるのでしょうか。
  14. シャオリン

    こちらのサイトにパラゴンの検索から偶然お邪魔しまして、楽しく落書きさせていただいていますが、主催者はマテイックさんとおっしゃるのですか?色々拝見していると、お友達仲間のサイトの様でもあり、オーテマチックハウスという喫茶のサイトの様でも有り、きれいな町の絵も拝見しましたから、画家の方なのでしょうか?
    大連から暇に任せて落書きをしておりますが、私は本名小林寛と申します。小林の中国読みはシャオリンですからいつもこの名前を使っています。今年から厚生年金を支給されるようになり、大連で農産品畜産品を日本の関係先に紹介しながら、暮らしています。大豆、蕎麦、豆、魚貝、軽工業製品、人材などです。最近はログハウスが日本で喜ばれています。マルログハウス、角ログハウスなど、原木はロシア材の赤松が中心です。北欧や北米産に比べて価格が大変安いところが特徴です。技術的には欧米産レベルかそれ以上です。瓦、ガラス、太陽温水器、ジェットバス、シャワーユニット、家具など、欧米メーカーが中国で作っている物を組み入れられるのも特徴です。近い将来四万十川沿いにログハウスを建てて、川を眺め、ジェットバスに浸かりながら、古いステレオで美しい音楽を聴きたいと思っています。
  15. シャオリンさん→
    コメント、有難うございます。僕はイラストレーターで・・・オーディオはちょっとした趣味です。「どのように暮らしているか」という部分が、作品と同様に重要なメッセージだと思い、このブログを立ち上げました。東京で32年間暮らした後、更地として残っていた本籍地に移住しました。世代を超えたUターンです。今、しきりに叫ばれている地域格差を肌で感じつつ生活しています。シャオリンさんの様な、悠々自適のイメージ・・・羨ましいです。僕は自営業ですので、退職する機会はないんでしょうね。
  16. >鈴木太郎さん
    パラゴンを使っている店、結構あるみたいです。
    でも実際にこの目で見たのは東京吉祥寺の「ファンキー」湯布院の「アーデン」それに名前は忘れましたが博多で2店ほどです。
    以前「SPパラゴンの会」でも作ろうかとも考えた事がありましたが、
    仕事が忙しく企画倒れのままです。
    >シャリオンさん
    最近私の周りにも真空管のアンプを作られたりLPレコードを再生する人の話を聞くようになりました。
    若い頃長岡さんのバックロードを自作された経験をお持ちだそうで
    故郷に帰られてからの夢の実現をお祈りいたします。
    >マティックさん
    パラゴンの名前を仲介にいろんな方の声を聞けるのは楽しいことです。いつもありがとうございます。
  17. 珈琲人さん→
    ご丁寧に有難うございます。オーディオに詳しい先輩方を見ていると、何と言いますか・・・冒険家の様なロマンチストの様な・・・素敵な暮らし方をしているんです。買えもしないのに(いつかは買おうと思っている?)高価なオーディオ機器を雑誌で眺めていると、その向こうに先輩方の笑顔を想像する事が出来るんです。
  18. シャオリン

    コンニチワ、ここ大連は-10℃程度の気温が続いています。鹿児島や私の田舎、高知は寒くても+10℃程度ですね。寒くて外に出られないと部屋の中で音楽を聴いたりテレビを見たりして過ごします。中国には世界の音響メーカーが進出して機器を作っています。中国ブランドも有りますが、音響機器は大きな出力、大きな低温と甲高い高音で、決して心地よい音とはいえません。DVDの5.1chが音響の流行になっています。スピーカーも楽器と言う感じでは有りません。これで音楽を聴いても、楽器の音が出ないんです。でも中国では今真空管アンプが静かなブームです。私も日本でラックスキットなどの真空管アンプを自作して幾つか持っていますが、肝心の真空管はもはや日本では作られなくなり、ほとんど中国製かロシア製だそうです。出力アンプ用のKT88やB330,6CA7等の玉も中国製が多いようです。中国でも他人とは一味違う音響を持ちたいと希望する人も出てきて、真空管アンプも売れるそうです。スピーカーはJBLは勿論タンノイ、BOSEなどのメーカーが競って進出しています。
    将来は中国人もリラックスして一杯のお茶に静かな音楽を楽しむ時が来ると思います。しかしパラゴンは中国には一台も無いかも知れません。なぜならパラゴンが製造された1960年代は文化大革命の真っ最中で、パラゴンのような芸術品、高級志向はブルジョア主義と言うことになり、一切受け入れられなかったはず。最近お金に余裕のある人が、パラゴンを買って聴いているとすれば、私もうれしいですね。
  19. シャオリン

    マチックさん
    東京で32年暮らしてUターンとは私のほうがうらやましいです。私は大学を出てから中国の仕事が急成長し、仕事に追われて中国の駐在を繰り返し、結局42年も東京にアパート暮らししていました。Uターンしたかったのですが、出来なくて大連に来ました。父母は年老いて戻って来て欲しいと言いますが、高知は全国トップの低所得、失業者もトップクラスです。仕事が無くては両親の世話も出来ません。四万十の父の家は空き家で、"田園まさに荒れなんとす!”です。今は大連で日本向けの稲ワラの輸出をやっています。早く故郷にUターンして良い音楽を聴きながら、のんびり暮らしたいと思っています。
  20. シャオリンさん→
    コメント、有難うございます!鹿児島にUターン出来た理由は、インターネット社会の到来、これに尽きます。都会にしか仕事がない、というのは幻想でした。田舎に住んで都会から仕事を得る、という選択肢、多くの人に共有してもらいたいんです。ちょっとした勇気があれば誰にでも実現可能です。鹿児島も全国的に見ると低所得の様ですが、実感としての生活水準は東京よりも遙かに高いのです。シャオリンさんも、これまでの人間関係と仕事を保ったまま、故郷に帰ってお仕事が出来ると思うのですが・・・如何でしょうか。
  21. シャオリン

    マテイックさん
    貴重な情報有難うございます。故郷はだんだん過疎になり、空き家が増えています。畑も使う人が居なくなり、草ぼうぼうです。私も後2-3年以内に高知にUターンする予定です。その後は大連-日本を行ったりきたりする予定です。Uターンノウハウ色々教えていただきたいと思います。今後ともヨロシクお願いいたします。又、暖かくなったら大連においで下さい。ここは中国では一番日本風で良い町です。飛行機も福岡、広島、岡山、関空etcなど便が有ります。29日岡山に出て、それから東京で仕事をして、2月初め高知ー岡山で戻る予定です。
  22. シャオリン

    マチックさん、先日四万十市に帰ってきました。私も近い将来Uターンしたいと願っています。でもパソコンの事もプロではないし、何とかできることはネットで四万十の物産を販売することが考えられますが、仕事になるかどうか?
    何かプログラムでも出来れば良いのですが、出来ないし。でも頑張ってUターンしますよ。そのときにはマチックさんをお尋ねします。
  23. シャオリンさん→
    コメント、有難うございます。しばらく前からこちらでは徳島県上勝町の第三セクター「いろどり」が話題になっています。地元で獲れる葉っぱを出荷しているのですが、大変な収益を上げているようです。是非・・・検索してみてください。