「沈黙」村上春樹
村上春樹の作品は「ねじまき鳥・・・」あたりまでは殆ど読んでいます。今回は短編がそのまま一冊になっているという体裁で193円!です、家族が何故か買ってきました。村上氏の魅力は何通りも語れますが、この作品はその一つの側面が非常に解りやすい形で結実したものだと思います。エルサレム賞のスピーチにも通じる、作家としての哲学が凝縮されているのではないでしょうか。10〜20分もあれば読めますので、夏休みの読書感想文をまだ書いていない方にもおすすめです。
村上春樹の作品は「ねじまき鳥・・・」あたりまでは殆ど読んでいます。今回は短編がそのまま一冊になっているという体裁で193円!です、家族が何故か買ってきました。村上氏の魅力は何通りも語れますが、この作品はその一つの側面が非常に解りやすい形で結実したものだと思います。エルサレム賞のスピーチにも通じる、作家としての哲学が凝縮されているのではないでしょうか。10〜20分もあれば読めますので、夏休みの読書感想文をまだ書いていない方にもおすすめです。
Dr,Moonloght
2011/09/04 01:51
僕もちょうど村上春樹の小説を久しぶりに読んでいたところでしたので奇遇だなぁと。それは書店でタイトルに惹かれて衝動買いした「スプートニクの恋人」で、もう少しで読み終わるところです。文庫本になったのが10年位前なので、ほんとに今更ですけどね。まだ読み終わってないのですが今の所、何ともふわふわした印象で、あまり好きな内容では有りませんが、読ませる文章を書く技術には感嘆します。つまり、つい読んでしまう。
今までの所、個人的には村上春樹のベスト小説は「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」だと思っています。
ohtematic
2011/09/04 02:22
「沈黙」は短編集に収録されていたらしいですね。「スプートニク・・・」はハードカバーで持っていますが未読です。村上氏の小説は、抽象的で比喩が多くとっつきにくいパターンもありますが、この場合は、余程体調が良くないとすんなり世界に入れませんよね。「沈黙」はそういう意味で言うと簡潔です。解りやすい。中学生と高校生に特に読んで欲しいな。学校以外に帰属する場所ああること、何かを極めようとする姿勢が自分を救うのだということ・・・いろいろと教えてくれます。この小説を国民全員がきちんと理解出来れば、自殺の発生率は随分と低下するんじゃないかな。
おっしゃる通り「世界の終わり・・・」が僕も一番好きですね。最近の作品を読んでいないので、無責任ですけど。