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date 2006.12.14
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絵本作家ワンダーランド


12月8日、川越市立美術館で「絵本作家ワンダーランド」という展示を観てきました。最近、こどもに絵本の読み聞かせをする機会や買い与える機会が多いので、「原画」を見ることは随分と勉強になりました。結局、自分も一作家としてしか「見る」ことは出来なかったりするので、ライバル視するようなところもあります、展覧会はいつもそうですが。今回驚いたのは、原画の小ささでしょうか。出版物とほぼ変わらない大きさで描かれている場合が殆どで、その緻密さに感動した訳です。(大きめに描いて、印刷の段階で縮小されるというケースが多い。)絵本作家の個性というのが、実は絵本という「大きさ」にも収まっている点が凄かったんですね。スケールが小さいという意味ではなく、そういう世界を構築し、読者を導く資質が、原画の大きさに表れているんです。デジタルの世界に大きさはないとしても、僕は感覚として大きめに描いてしまいますから、絵本を描く時期ではない、そう思いました。

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