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date 2010.5.10
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撮影快調!2010年む展の旅

撮影快調!2010年む展の旅

27TH 2010年「む展」の旅。6月1日が展覧会の初日なんですが、ここのところ今回の目玉企画「tomovsky*+RH+花田理絵子 travelogue トラベローグ」の撮影に付き添っています。昨日は磯工芸館川内商工業高等学校ホワイトギャラリー〜桜島のN先生のアトリエと、ぐるぐると鹿児島県内を回ってきました。やはり、今回の旅で最も心を打たれているのは、諸先輩方の暮らし方なんです。経済至上主義でないところ、独自の生き方を模索しつつ楽しんでいるところ・・・。で、決め手は、皆さん笑顔が素敵!今回、チラシのデザインも担当していて、参加者41名(!)のコメントをタイピングしたんですが、みんな熱い!60文字の制限なのに200文字オーバーだったり。中でも大先輩K氏のコメントは「明治以来続いてきた官僚制度、その功罪。人・物・金、価値観までもが東京一極集中。芸術文化は発祥の地にて真価を発揮するもの。最後の砦。警告。」でした。そうなんです。芸術文化は最後の砦です。鹿児島発で出来る事。価値を作り出していく。時代は思うように動きませんが、何とかこの展覧会を通して少しでも変わってくれればと思っています。

Comments: 4 comments

  1. 「む展」毎年楽しみにしています!
    桜島のN先生の新作を観ることはできるのでしょうか?
    機会があれば「芸術って何?」という素朴な疑問を41名の方に投げかけてみたいな。
    間違っているかもしれませんが、僕個人としては芸術、特に美術、もっと言えば現代美術と呼ばれるものの一部に触れて、作品が生まれた背景、作家個人の考え、圧倒的なもの(緻密さや大胆さや質の高い稚拙さや高度にデフォルメされたモノや形や考え方、表現に至るまでのコンセプトなど)を目の当たりにしたときの純粋な高揚感などを通じて、自分と社会との関係性を考えるきっかけをもらっているような気がします。モノゴトを短絡的に表層でしか捉えられない自分の弱点をガンガン突かれるような。
    「見て」わからないことが多いので、腑に落ちる説明を求めてしまいがち。
    でもそれによって作品の見方が変わればそれでも良いと思っています。
  2. ohtematic

    ptaさん→
    有り難うございます!N先生は、現在レイオフ(という表現をご本人が使っていました)の時期だそうで・・・新作(大作)は作業が止まったままでした。果たして「む展」には何を出品されるのか?それにしても80代から20代、ジャンルを問わず一堂に集まる訳ですから、珍しい展覧会ですよね。それぞれの世代の方に質問を投げかければ、近代美術史が至近距離から理解出来ると思います。鹿児島で活動している意味、或いは、どうやって食べているのか、などなど・・・若い人は具体的な話を聞いた方がいい。絵の意味じゃなくて・・・。芸術にしか出来ない事、昔はみんながもっと理解していたと思うんです。例えば王族が芸術家を抱えていた理由を、現在に置き換えて話しても面白いでしょうね。
  3. チップスターといきなり団子、ありがとうございました。
    来週は手打ちそばですね(ホントか〜!?)

    この旅を続けていると、まだまだ作り足りてない!と焦ってきます。私の場合はそれがデザインという仕事であり、活きてゆく日々に直結なのですが、甘いですねこの年になっても。手と頭を動かしてあっちこっちに走って、目標目指して働くしかないかな。
  4. ohtematic

    はなさん→
    やはり、工芸的な仕事を見ると、私たちの様な紙媒体では表現出来ない「確実さ」を感じます。平面でもN先生の描き込み具合は半端じゃない。いろんな表現者がいろんなフィールドにいて、あらためて「む展」の凄さを感じて身が引き締まります。結局は自分で出来る事を積み重ねていくしかない訳ですけれども。

    やはり、旅におやつは欠かせませんね。来週は最後の旅ですよね、よろしくお願いいたします〜!