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date 2010.9.2
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藤城清治影絵展に出かける

藤城清治影絵展に出かける

最終日、ようやく間に合った!藤城清治影絵展・・・会場入り口までは長蛇の列。黎明館でこんな光景は珍しい。藤城清治の作品との関わりは、幼い頃から。ケロヨンの椅子に腰掛けて食事をしている幼い自分が写真で残っている。ダッコちゃんなどと並んで、元祖キャラクターブームと言えるのかも知れない。また、小学校の頃だっただろうか、東京12チャンネル(現テレビ東京)の天気予報といえば、藤城清治の影絵であった。当時は、怖い、悲しいという印象で画面を見つめていた。記憶の一番深い部分に刻まれている世界観のひとつだ。現在86歳というから、ケロヨンブレイクの頃、今の僕くらいだったんだろう。芸歴、長いな〜。クリエイターの世界で最近「ノビシロ」という言葉を聞く。ネタに詰まったりして、成長が見込めない状況を「もうノビシロがない」などと言っている。自分はどうだ?そんな中、藤城清治はまだまだネタには困っていない様である。若い頃よりも芸風が細かくなっていたり、モチーフが大胆になっていたり。「ウィー・アー・ザ・ワールド」などは、普通、避けるべきだと思うが、マイケルを始め、あのメンバーの顔も見事に自分の世界観へと着地させており、恐るべき画力を見せつけられた。自分があと40年描き続けるとなると、一体何を表現しているんだろう?そもそも、このようなカタチには落ち着かないんだろうな・・・などと考えながらの鑑賞であった。藤城清治は光と影をテーマにしているので無敵なんだな・・・。今回、鹿児島に滞在して描いた新作も素晴らしい出来映えであった。関連書籍やDVDなどを衝動買いして会場を後にした。

Comments: 2 comments

  1. 私も、先日行きました!
    長蛇の列にみんな1時間以上並び、
    大人も子どもも目をキラキラさせて見入っていました。
    小学生の男の子が、「並んだ甲斐があったねぇ。」
    としみじみ言っていました。
    みんな同じ気持ちだったと思います。

    しかも藤城さんは86歳にして制作に意欲的で、
    徹夜続きで作業される事もあるらしく、
    体力精神力は若者以上だそうです。

    あのように情熱を傾けられるってすごいですね。

    そして、”ネタには困っていない様”それを感じました。
    いくらでもいろんなものを自分の形で表現でしたいように見えました。

    いろいろと考えさせられる影絵展でした。
  2. ohtematic

    リッカさん→コメント有り難うございます。そうですね、子供からお年寄りまで、これほど幅広い層に訴えかける作品って、そうそうないでしょうね。今回、プロフィールを読んで解りましたが、戦争体験もあるので、今の若い人に比べると、生きようとする意志が物凄く強いんだと思います。戦時下で、影絵を通して人々を喜ばせることが出来たというのは、相当大きな原動力であり、財産なんでしょうね。僕らの世代は、平和な時代しか知らず、恵まれているのかも知れませんが、そういう「創作についての軸」が非常に細くて弱いです。描くという必然性自体も薄らいでいる気がします。精一杯作品を描かなくてはいけないと、思い知らされた展覧会でした。