第9地区など
ようやく観ました「第9地区」。ずっとAmazonの「欲しいものリスト」に入っていながら、ポチッとするタイミングがなく随分と長い時間がたってしまったんです。ブルーレイとDVDのセット、希望小売価格が3980円となっているんですが、半年ほど待っていたら1444円になっていた!最近良くある傾向なんですが、不景気の影響なのか何なのか、安過ぎます。まだDVDがなかった頃、その手のSF映画好きの人たちの間では、自宅ではビデオではなく「絵の出るレコード」と呼ばれたレーザーディスクで鑑賞するのが一般的で・・・一枚4700円とか、そういう値段でした。たかだか10年ちょっと前の事ですが、高いと思われるかもしれません。でも、例えば女の子と映画館に行って食事をするよりも安いよな〜という考えもあり、そして独身貴族だった事もあり、手軽ではないけど、制作者に対するリスペクトも込めて普通に買っていた。そういえば、昔から好きな映画は劇場で何回も観たり、パソコンのソフトだって、コピーではなくきちんと買う事を心がけていた(駆け出しの頃は友人のを借りたこともあったけれども!)。それは、モノを作る自分に跳ね返ってくる問題だと考えていたから。ブルーレイが1500円で買えてしまって、制作者はきちんと生活出来ているのか不安なんですが、多分、末端で働く人たちは生活出来ていないと思う。ジブリの作品が安くならないのは、会社を維持していくため、作品のクオリティを保つためでもあると思うけれども、Podcastの「ジブリ汗まみれ」では鈴木敏夫さんから「安くで手に入れたものは愛着が湧かずにすぐに手放す」という話も聞こえてきた。結局のところ僕の仕事も、一般の方が愛着を持って接してくれるかどうかにかかっている。自分にとっての希望小売価格〜原稿料を維持していくためにも、きちんとモノを買う人が増える事に期待するしかないのです。こちらは、勿論手を抜かずに与えられた仕事を地道にこなしていきます。
ところでこの「第9地区」まだ観てないかたは、是非・・・!という傑作でした。今更ですがオススメです。
とうぼう
2011/01/25 07:52
この頃の仕事の価格も…
原価計算っていうのがあったと思うのだが、
どこに消えてしまったのだろう。
ohtematic
2011/01/25 10:24
オープンプライスって、そういえば、そういう言葉が急に出てきて、大丈夫かな?と思った記憶があります。昔は、これを買うために頑張ろうとか、そういうモチベーションもあったと思うんですけど、待っていればタダになるというムードになってきていますね。