死ぬまでにできること
ネット上では東京五輪に関する賛成、反対、それぞれの意見も落ち着いてきました。
僕は正直なところ、開催地が東京に決まった瞬間、落胆しました。というのも、その日は泊まり込みで、若い方たちと一緒に21世紀型の小さな暮らしについて語っていたからです。太陽光発電を取り入れたり、(水道水ではなく)自然水を使いながら、どうやって暮らしていくのか、若い方たちのスキルが急速に高まっています。僕たちの世代よりも、発想が柔らかいし、勿論やる気もある。そんな中での五輪開催、これは「時代に逆行している」と言わざるを得ない。一極集中型から多極分散型の社会へ移行していくことで、大風呂敷を広げず、つつましく生きることが出来るからです。これから人口は減っていきますが、オリンピック特需のようなものがあり、ますます国民の興味が都市へと集中してしまうのかと、これからも人、金、食糧、エネルギーを集めるのかと、田舎で暮らす僕は呆然とするばかりです。まあ、これは何度もお伝えしているので、いい加減にしろという声が聞こえてきそうですけれども。スポーツが人に勇気を与える、ここを否定するつもりはありませんよ。
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写真の「21世紀のEV.Cafe」の52ページでマイケル・クライトンの言葉が引用されています・・・
「これからの人間の贅沢とか幸せっていうのは、コンピュータを使いこなしながら原始的な環境で時間を過ごすことでしょう」と。
僕もそう思います。















アグリステーション
2013/09/20 21:19
生き方って何だろう、役に立つことって何だろう、欲望って何だろうと考えることが多くなりました。年をとったのかなと思うときもありますが。
いろんなものを買っても便利にはなるけど、理想の自分には変身できないことも心で理解できるようになってきました。
「100個チャレンジ」を読んで共感しながら、物に埋もれて暮らす自分の現実に目をそむけている状態です。
明治の偉人達が、情報も少ない中ですごいことをしたのに、現在にはすごいツールがありながらすごいことができないのはどうしてだろうと考えています。
ohtematic
2013/09/22 06:22
おそらく、アグリさんが描いている夢というのは、現在の仕事のスタイルでは抱えきれないほど大きいのではないかと思います。失礼な言い方かも知れませんが、独自に何かを立ち上げて動いた方が実現出来る可能性が高いかも知れませんね。明治期の人達でも、手塚治虫でもそうなんですが・・・何かの黎明期に立ち会った人は強いですよね。ファーストムーバーズアドバンテージ?でしたっけ?今の時代でも、おそらくスゴイことが出来る隙間というのは沢山あると思います。おっしゃる様に、情報の波の中に沈んでしまいがちですけど、本当にスゴいことって、逆に誰にも気付かれずに浸透していくことかも知れませんね。
しば
2013/09/22 22:56
正直、東京に決まったニュースを見て「狂ってる!!」と
思いました。
今、チェルノブイリでオリンピックをなんて言ったって
誰も賛成しないでしょうに、東京でなんてほんと、どうかしてる。
汚染水タンクの量が今より7倍になっているだけかもしれなし、
発病の発症例も増えているでしょうし、
今にもどこかで大地震が起きるかもしれないし、
『浮世』とはうまいこと言ったもんです。
なんか悲観的なことしか思い浮かばない…
今はそんな精神状態なのかもしれませんが。
ohtematic
2013/09/24 06:25
そう、狂ってるんですよね。あのプレゼンテーションも日本人らしくない、何かに取り憑かれたアンドロイドの様で(滝川クリステルは昔からそんなイメージでしたが)・・・。数多くの五輪についての反対意見は、バブリーなイメージにかき消されてしまっています。東京を選ぶ方も選ぶ方。一度やってるし。他にも開催都市はいくらでもある。<a href="http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130911-00000007-sasahi-soci" rel="nofollow">室井佑月さんの発言</a>にあった様に、真面目に世の中を考えている人が逆コンプレックスに陥っている様な空気です。この国、一体どこへ向かうのでしょうか。本当に本当に不安です。原子力発電のことを「トイレのないマンション」と例える話は随分と広まりましたが、今の日本をマンションに例えると「トイレの汚水を垂れ流していているのに、屋上に遊園地を作ってどんちゃん騒ぎしている」という感じかな。もう、こういう話もしたくないけど、言わないよりはマシだと思っています。