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date 2013.12.25
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第64回鹿児島県高校美術展/表彰式・シンポジウム

第64回鹿児島県高校美術展/表彰式・シンポジウム

12月19日(金)、かごしま県民交流センターで行われた「第64回鹿児島県高校美術展/表彰式・シンポジウム」に出席してきました。離島も含め、鹿児島県内から美術が好きな学生が集まる一大イベント。高校球児にとっての甲子園・・・のようなものだと考えてもいいかも知れません。既に会期終了となっていますが、23日(月)まで鹿児島市立美術館では入賞作品展が行われていました。今回はそのシンポジウムにおいて、「田舎暮らしとイラストレーターの仕事」というタイトルで約45分の講演を行いました。美術大学に進んだ経緯、2000年に移住して来たこと、田舎でも在宅勤務で県外からの仕事を受けられる事などなど・・・。
僕は東京で育ち、美術部には所属していましたが幽霊部員で、漫画研究同好会で会長をしていました。ただ、予備校で描いたデッサンを美術の先生に講評して頂いたり・・・美術室は教室以上に入り浸っていました。今回、鹿児島の美術教育の現場に触れ感じた事は、先生方の熱い想いと、学生に対する手厚いフォローでした。自分がそこまで学校にしてもらった記憶がないので新鮮だったとも言えます。鹿児島に美術ファンが多いのは、こうした地道な取り組みが続いてきた結果なのだろうと、妙に納得してしまいました。それはそれで、大変いいコトなのだと思います。僕が気掛りなのは、学生たちが、その教育の仕組みから「外の世界をどれだけ見られるのか?」ということです。美術が好きでも、美術関係に就職する学生が少ない、というお話も、表彰式の総評の中で出てきました。(「趣味としての美術」を続ける人は多いのでしょう。)専門学校でイラストを教えていますが、優秀な学生も何故だか関係のない仕事に就いてしまいます。いや、そもそも就職する必要なんてあるのか?(日本では就職ではなく就社と言われる)若い人に夢がないと良く言われますが、美術やデザインの業界に、手本となる様なヒーローが不在なのかも知れません(存在していても、ネット社会の弊害で学生には見えない)。不在の今だからこそ、カウンターカルチャーとしての美術が果たす役割も非常に大きいと思うのですが。美術に携わり、それを生業とする人(出来れば教職員以外で)が増える事で文化度が上がるのが理想の世界です。
(写真は出番を待っているときにステージを捉えたもの。緊張しました・・・。)

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