景気回復、この道しかないって?
今度の選挙に合わせて「景気回復、この道しかない」っていう自民党の広告が表示されるようになりました。かなりの違和感を覚えます。確かに、厳しい時代が続いていると思いますが、景気とか経済成長という言葉自体がもう信じられなくなっていますね。僕が知りたいのは、これから少子高齢で日本の人口が減ると解っているのに、なぜ同じようなマネー経済成長戦略を掲げるのかということです。逆に言えば「貧乏子沢山」というような価値観に立ち戻らなくては、将来の日本はないのではないでしょうか。成長の意味を変えていかないと。そういう未来に近いのは、エネルギーと食料を遠くから調達しないと成り立たない都市の生活ではなく、両者を自給できる可能性のある田舎暮らしだと思っています。
田舎暮らしを続けている人も、もちろん自分の暮らしを見つめなおさなくてはいけません。かなり油断してきたと思います。街に人が吸い上げられているのに、何もしてこなかった。補助金に飼いならされ、自分の想像力や行動力で街を住みやすくしたいという最低限の知恵が、いつの間にか欠落してしまったように感じます。この状態では、景気が回復してもお金の使い道は・・・また道路ではないのかと思うんです。














