横尾忠則の地底旅行
12/7まで霧島アートの森で開催されている「横尾忠則の地底旅行」を観てきました。横尾忠則の影響は少なからず受けてきましたが、今回もまた「地底旅行」というヤラレチャッタ感のあるタイトル。画家宣言をしてからというもの、いろんなシリーズを発表してこられましたが、根底にあるテーマはずっと同じですね。夢や死後の世界、四次元とのつながりをずっと模索している方です。今回は全てが新作という訳ではなく、俯瞰で彼の活動を見ることができます。昔ラフォーレ原宿で観た作品と再会出来たり。鹿児島繋がりで言うと、70年代に描かれた霧島連山とUFOのイラストが良かったですね。今回再確認したのは、時代に流されない、いつまでたっても新鮮さを感じる色遣い。そしてかなりキワドイ色を置いても、バルールが合っているので絵から浮いていない。というあたりでしょうか。地底旅行というタイトルに引っ張られているとは思うんですが、暗闇をバックに発光しているイメージが強烈に焼き付いています。