スペースワールド(2)
宇宙の壁画。おそらく開園以来塗り替えの作業は行われていないものと思われます。こうした月面(もしくは月面に倣った惑星)にロケットが着陸している「静的」なイメージは、映画「スター・ウォーズ」が「動的」なイメージを確立するまでは繰り返し描かれてきました。実社会ではアポロ計画もあり、意識/無意識にかかわらず月面にしがみつくような表現が一般的だったと思います。僕も生まれた年代に近いということもあって、似た構図のイラストを何度も描いたことがあります。原風景とも言えるイメージにはやはり惹かれますね!
この壁画の場合は、塗料で描かれているため本来の目的とは別に、色ごとに経年劣化の度合いが違う「味」が出てきていて、一層魅力的になっていますね。今ならインクジェットで出力・・・でしょうけど。
この施設、もしリニューアルする予定があるのなら、是非この壁画は職人の手で復元してもらいたいと思っています。