運動会
9月27日、第69回永吉小学校運動会+第6回校区運動会が行われました。人口減によって、地域の方も含めた合同の運動会が当たり前になってきている様です。自分はマンモス校卒なので、このようなスタイルの運動会というのは体験していないのですが、こうした取り組みは実に素晴らしいものだと言えます。卒業した中学生が審判などの係りを受け持ったり、小学生と祖父母による競技があったり・・・縦の繋がりがきちんと残っている。6年生は最後の運動会ということで、親たちと一緒に毎年恒例のオリジナル演目に取り組みます。昨年はマジックショーでしたが、今年は甲子園の応援団をモチーフにしたダンスでした。普段はたくましいお父さんが女装をしたり、ウケ狙いの要素もバッチリ。校庭が笑いと感動に包まれました。(と同時に来年は長男が6年生になるので「何をすればいいんだろう?」とプレッシャーものしかかってきましたが・・・。)また、伝統の「太鼓踊り」(写真下)では、インドネシアの音楽に通ずるような不思議な音階が会場を異次元へと誘います。永吉という地域で暮らしている人々の顔が、身近な人では手にとるよう再確認出来たり、すれ違った程度の人の謎が解けたり?(家族像がぼんやりと見える)、小さな社会のあり方の意味がリアルに感じられるひとときでした。
日置市では学校の統廃合問題がここのところ話題になっています。全校生徒48名ですから、行政側が示す理想の状態とはかけ離れています。しかし、小学校を中心とした今回のような場がなくなってしまえば、地域の価値は一気に下がるでしょう。まずは子供を持つ(あるいはこれから先子育てをしようという)若い人が住めなくなってしまいます。人口減は避けられない問題のようですが、平均年齢を下げることは出来ます。その軸として小学校は存在しているのではないでしょうか。小学校の数だけ財政が苦しくなるというマイナス思考もあるのでしょうが、地域の価値を保ったり高めたりすれば、最終的には税収減にはならない筈ですよね。
満冨啓城
2015/09/28 12:07
ohtematic
2015/09/28 20:44