「歳の市」ありがとうございました(1)
12/25(日)恒例の「歳の市」が無事に終了しました。お越しいただいた皆様、参加してくださった皆様、お手伝いして頂いた皆様、どうもありがとうございました。
昔はどんな市だったのか想像もつきませんが、商店街の方々に話を聞くとすれ違う人と肩がぶつかるほどの賑わいだったそうです。その頃に比べれば、人出も圧倒的に違いますし、何より仕組みも変わってきたと思います。行商と呼ばれる方達は流通システムが発達したことによって、あまり必要とされなくなりました。同じく、冷凍保存で新鮮な食料を遠くまで運べるようになったため、食べ物が採れる場所に住む必要もなくなった・・・。
しかし、旅に出るたびに感じるのですが、地元の食事が一番美味しいし、地元の人脈が一番頼もしい。どんなに社会システムが変わろうとも、この価値を軸にし続けていれば間違いは起こらないのではないかと思っています。この画像は、地元の木工作家でGURI工房主宰の浅倉光雄さん考案による「ロングテーブルギャラリー」の様子です。いつも集まっている「永吉銀座」という建物の側面が、市の時だけギャラリーになります。今回のテーマは「ミニカー」で事前にいろんな方に告知し、集められたものです。うん、それがどうした?と言われればそれまでなのですが、実際に見ると、この小さな空間から世界を感じ取ることが出来ます。手前のちょっとした広場には、やはり地元の鳩野牧場の方がポニーに乗馬するサービスを行っていました。画像の奥で浅倉さんと語っているのは、皆既日食を機に鹿児島に移住してこられた方。
田舎ですが、明らかに昔とは違う場面、様々な人間や情報が交差していますね。不思議な空間です。