シロチドリのヒナ
6月19日は、年に一度の吹上浜の亀パトロールの当番の日でした。長潮で、海は穏やか・・・亀の足跡は、2〜3日前に上陸したと思われるものは数本見つけたのですが、新しい足跡はゼロだったんです。
そんな中、懐中電灯の明かりに、おそらくシロチドリのヒナと思われる鳥が駆け足で近寄って来たんです。メンバーの一人の手の中にすっぽりと収まってじーっとしている。「もしかして親と勘違いしているのではないか?」とも思ったんですが、砂浜を引き返す途中でそのヒナはピョコンと手から砂浜にジャンプして立ち去ったのでした。
親鳥の声が聞こえたのか、手の中で温まって正気を取り戻したのか、巣の匂いがしたのか分かりませんが、不思議なひと時でした。