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date 2006.1.31
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キングコング


「キングコング」ようやく観ました。素直に面白く、感動できる超大作でしたね。ピーター・ジャクソンは「ロード・オブ・ザ・リング」と今回の作品で、世界観の確立と、映画監督としての不動の地位を築いた様に思います。ジャクソン作品は、根底に「突出した純朴さ」が流れていますね。そのあたりが人を引きつける大きな要因になっていると思います。作家としての視線に、揺るぎがない。ティム・バートンほど斜に構えてもいない。王道をひた走りつつ、芯は小さな気持ちというか・・そのあたりが羨ましい。若き日のスピルバーグとルーカスに通じるモノがあるし、CGIの使い方に至っては、既にその2人の巨匠を超えています。精神的なリアリティとデジタル技術の絡みが絶妙と言うか・・。自身も『4作目の「ロード・オブ・ザ・リング」のつもりで製作した』と語っていた通り、島のシーンでは空間の捉え方や色調、怪物に至るまでがそのものでしたね。1930年代のニューヨークも、完璧に再現されていました。映画の全ての魅力が詰まっていると言っていい188分・・相変わらず長い彼の映画ですが、劇場で観られる時間は、あまり残されていないと思いますので、是非!

Comments: 2 comments

  1. パスキア

    実は、
    次の土曜日、「ミュンヘン」を観るか「キングコンング」を見るかで迷っています。う〜む、どちらも見るかっ!?
    ナオミ・ワッツの演技はどうだったのでしょうか(笑)
    オリジナルはモノクロだったと思うのですが、
    今の子供たちって、ほんと凄まじい映像を見ながら成長していくんですよね。イマジネーションふくらむでしょうね〜。余談。
    スピードについてこれてるのでしょうか。余談。
    ところで、
    ジャクソン監督。パスキアも好きな監督の1人です。
    相当に頭がキレる模様。
    かつて劇場で『ロードオブザリング』を見たときは
    あまりのドラゴンクエストな展開と、長丁場に
    ふっと隣を見てたら連れが寝ていたのをおぼえています。
    なので当たり前のように2・3は1人でした。ちなみにアカデミー賞を総なめした最終章『王の帰還』では涙がぽろり。まだまだ心はピュアだったでのす。
    むむっ、CGIにいたっては巨匠二人を超えている!!!
    土曜日、きまったようです。
  2. バスキアさん→
    迷ったら両方観る・・これは鉄則ですね!ナオミ・ワッツ・・・地味で良かったですよ。ピーター・ジャクソンの映画って、トレンディ感がない・・そこがスゴイというか、逆に長持ちする映画だと思います。
    映像で全てが表現出来るようになったからと言って、子供のイマジネーションが膨らむかどうかは、ちょっと解りません。むしろ、麻痺してしまう心配があります。僕らの世代は映像における行間を読めるけど・・。