物件を見にいく
この2ヶ月ほど、鹿児島市内に住む若手クリエイターを、オーテマ・ハウスのある吹上町内の「物件」に案内している。今日は、とある作家を、廃校になった学校の敷地内の建物へ案内。かつては、工場だった時期もあるらしい、現在は高齢者向けのパソコン教室として使われている部屋だ。かなり広い。60畳はあるだろうか。この物件が格安で借りられるらしい。多分、数千円で。市内には一時間に一本、バスが出ているし、温泉も近い、ADSLも来ている。オーテマ・ハウスのある場所よりは格段に便利である。
学生の頃、「部屋の狭さが作品に表れている」と良く言われた。賃貸マンション型のクリエイターは、例えばB全パネルの作品を描くのが限界だったりする。日本の住宅事情からすれば仕方のない事だが、もし「常識的な便利さ」と決別して田舎に目を向ければ、広い創作環境は簡単に手に入る。作品のスケール・・・大きさだけでなく思想的な意味でも・・・変化が起きると思う。こんな環境で、これからのクリエイターのスタイルを確立してほしい。君たちが目指すのはヒルズ族ではない筈だ。
空
2006/06/27 23:38
学生時代、インテリア雑誌を眺めながら、将来築く我が家に色々な想いをはせていました。
でも、実際、生活してわかったことは自分のこだわりの積み重ねが理想の住まいだということ。まだまだ、進化中です。
自分の好きなものだけを、周りに置いておく、最小限のものに囲まれた生活が理想かな~♪
モノ創りをする人にとっては、自然豊かな、広い環境から生まれるものは、その人らしさが強く出そうな気がします。
マティック
2006/06/28 08:28
こだわりの積み重ねが理想の住まい・・・というお考え、良く解ります。建物自体も、インテリアも自分の考え方が表に表れてしまうので、逆に言うとそこから逃れられないんですよね。空さんは、いずれギャラリーをされるとか・・?住まいを拡張していくと、自分の考えも広がる・・・楽しみにしています!