鹿児島市立美術館・地下一階の公衆電話
先日、無事に終了した第25回「む展」。今回、僕を含めて4名の「映像チーム」は地下一階を使用した。何度か会場に足を運び、受付をしていたのですが、そのテーブルの手前にポツリと公衆電話が置かれていて、ずっと気になっていたんです。最近の子供は、ダイヤル式の電話をかけられないという。指を入れて時計回りに限界まで回すというアクションが何を意味するのか解らないのだろう。すると、この電話は「プリペイドという概念が解らず、しかも携帯を持っていない」高齢者に向けたものなのだろうか。最近ではなかなか見かけないだけに、ずっとこの場所で頑張って欲しい。
それにしても、鹿児島市立美術館は二階、一階、地下と、見事に分断されていて、回遊出来る感覚はない。そのため、一階の「む展」メインフロアから地下へと誘導する仕掛けに随分と悩まされた。実際、気がつかずに帰ってしまった人の割合はかなり多い。二階の常設展も、ちょっと取り残されている印象がある。常設、という言葉自体がネガティブに受け入れられているのかも知れない。
美術館とは言え、このあたりの手法は大手ショッピングモールを見習ってもいいかも知れません。建て替えは当分の間、無いと思われるのですが・・・。
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それから、こちらもよろしく。いよいよ明日です。
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mae_sign
2008/07/10 11:35
市立美術館は地下もあったんですか…。
大阪の市立美術館も一般の展覧会は、おっしゃるような扱いでしたよ。知らずに正面玄関から入ると、「ここからは行けないので、出てどこそこから入ってください」って、従業員通用口みたいな入り口から地下の会場へ行く感じでした。
友人が公募展の運営をしていたんで年一ぐらいで行ってたんですが、搬出入も厳しくて肩身が狭いというようなことを言ってたのを覚えてます。(あくまで大阪での話です)
たしかに、著名な芸術家の作品は大木のようなものですが、たとえ拙く無名であっても、同時代を生きる人間の発露は感じるものがあると思うのですが。
常設って、ネガティブな連想させますよね。美術館が多すぎて、内容が薄まってる印象もあります。
まだ数回しか行ったことないですけど、鹿児島市立美術館の常設はとても好きです。ルオーが印象的で、いつもお目にかかりに行ってます。