ギャラリーでの会話から思いついたこと
鹿児島では、絵を描いている人を「先生」と呼ぶ風習がある様です。昨日も、ギャラリーで新聞記者の方に、そう呼ばれましたし、とある銀行の方からもそう呼ばれています。鹿児島では近代絵画の世界で著名な画家を多数輩出した歴史があり、また、そのムードが街全体に漂っているんです・・・ここで取り上げる「先生」は、そういう余韻の中から出てきた使われ方だと思っています。僕は、東京の友人約2名に「先生」と呼ばれていますが、これはあだ名です。また、専門学校でも「先生」と呼ばれますが、これはノーマルな使われ方。しかし、鹿児島で絵描きに対して一般的に使われる「先生」という言葉は独特のものですね。ニュアンス、伝わるかなあ・・・。僕は、可能な限り「先生というのはやめましょう」と抵抗しているのですが。
画家との境界線をくっきりとさせたいという思いが自分の中にある。しかし、デザイナーと呼ばれるのは、またちょっと違うんですよね。そんな訳で今回の展覧会はきちんと「イラストレーターの仕事」も展示しています。
昨日、画家の方と、グラフィックデザイナーの方が会場にみえて、この話題にも結構な時間を費やしました。先日お伝えした鹿児島大学での公開討論会ともリンクしていますね、根が深い内容なので、一冊の本にまとめたいくらいですね。
judd
2009/01/21 22:53
マティック
2009/01/22 06:28
「残したいデザイン」・・・そういえば、最近テンションが落ちて止まっています。100ネタ集まったら、何とか書籍にしたいですね。今のところ、自ら企画した経験はないので不安ですが。