都会の光景
遅めのお盆休みという感じで4泊5日を首都圏で過ごしたのですが、普段は鹿児島でみかけない人物たちに出会った。まず、モノレールの中で出会った家族。お父さんが携帯で麻雀をしている。娘と息子は、景色を眺めつつもお父さんが興奮している様子にも反応を示している・・・それなりに会話はあるものの、中心は携帯の画面。また、りんかい線で出会った高校生4人組、こちらはジャージを着ていたので部活の帰りだろう。みんなPSPだかDSの画面を見ながらヘッドフォン。会話はない。更に、マクドナルドで出会ったカップルは2時間もの間、それぞれゲームをしていた・・・通信で対戦しているのか。日本人の多くが、今こうした携帯ゲーム(というのでしょうか)に時間を奪われている。首都圏に行くと良く解る。みんな「暇」だ。不景気と叫ばれてはいるが、おめでたい世の中だと痛感する・・・。こうした人たちは、ゲームに飼い慣らされて自分を見つめる時間を放棄しているとしか思えない。「飼い慣らされている」という言葉が適確だ。僕もゲームはするが、気晴らしという目的なので5分や10分でやめる。時間が勿体ない、やる事が他にある。80年代にゲームが家庭に浸透してきた頃からずっと言っている事なんですが、日本人がゲームに費やす全てのエネルギーを他の何かに転換したいと。宇宙ステーションの二基や三基、すぐにでも建設出来るのでは?
写真は池袋駅に偶然停車していた試運転の新型成田エクスプレス。
ihara
2009/08/30 13:14
マティック
2009/08/30 19:50
iharaさんの論理的な裏付けによって、今回のネタが飛躍的に意味を持ちました。有り難うございます。欲望と欲求の違い、動物化・・・まさしくそうですね。彼らの目を見ていると、人間としては死んでいる、と思わざるを得ません。国家や都市が走らせているプログラムに従う、反抗しない生き物が増えているとも言えますね。少なくとも自然を相手にする限りは、もっとまっとうな生き方が出来ると思うんです。そういう意味で2010年代は、科学技術的な環境問題から、人としてのあり方、自然との共生へとテーマが移っていくものと期待したいですね。