ohtematic.com

news

date 2005.7.29
category living
tags
comments closed
RSS RSS 2.0

落雁シーズン


お盆が近づくと、スーパーマーケットに落雁(らくがん)コーナーが出来るのである。もしかすると、鹿児島ならでは・・・?いろんなヴァリエーションがあり「シンコム3号」で大ブレイク中のイケダパンも、かなりの品数をど〜んと投入してくる。落雁ラッシュだ、あるいは落雁フェスタ?その他、盆提灯のコーナーまで出来てしまう。所狭しと、提灯が勢揃い!そこは・・まるで・・盆提灯ユニバース!方向感覚を見失い、あちらの世界が覗ける感じ。近所の小さなスーパーですらそんな調子なのだ、需要があるからなんだろうけど、毎年、新鮮な感覚を味わっている。今回は、中でも鹿児島らしいと思った落雁を買って帰りました。実は、落雁が大好物だったりするので、お供えした後にペロリと食べてしまいます。サクサク感が超〜気持ちイイ、と思っていたら、最近水飴で強力に固めたベトベト落雁を食べてしまいました、これはいただけませんね(食べるなよ〜という声も聞こえてきそうですが)。それにしても、この色遣いとトレイの色は、かなり南国らしい。強烈〜。京都あたりの、上品な着色のものとは違いますね。いいんです、このくらい自己主張して!お供え物だから、バーンと行きましょう!そして、このような色遣いを見るたびに、鹿児島は東南アジアである事を再確認する訳です。仏教が生の情報として伝わってきた事を実感させられます。そんな場所なので信仰心が深く、お花の消費量が全国一。お墓に左右対称に生花を飾らなくてはならない、というのがその理由。しかもその生花は、絶やしてはいけないとされています。

Comments: 5 comments

  1. 井手口

    制作の場面では、シンメ嫌いの印象が強いマティック先生ですが。
    ご先祖様のお墓にお花を供える時は、むしろ完璧なシンメでいってたりしますか?
  2. シンメは、宗教的なメッセージ性が強くなるので避けた方がいい、と平面構成の授業で教わりました。そんな訳で、むしろお墓はシンメで正解ですよね。しかし、自然物なので完璧なシンメは無理です。あれ、真面目に答えちゃったかな。
  3. 井手口

    マイドです。まじめなお答えを期待しておりました。
    制作を離れた場ではシンメ、オッケーなのですね。なんだかホッとしました。
    自分の見る範囲では、仏壇やお墓に供えるお花は、それほどシンメでないのです。鹿児島の人たちは、その辺ビシっとしているようですね。
  4. 昨夜、食料品を近所のスーパーマーケットに買いに行ったら
    有りました、落雁。
    やはりお盆が近いという事で、お盆のコーナーが入ってすぐの所に
    展開してありました。今まで気にしていなかったのですが、
    よく見ると何やらあちらの世界の雰囲気が漂っていますね。
    お菓子で涅槃の雰囲気を醸し出せるなんて日本のこうした文化は
    凄いなぁとマティックさんのlivingのおかげで再発見させてもらいました。
    ところで今、ヤマハの大型スクーターが「オートマチックワールド」
    というコピーを打っています。
  5. Dr.Monnlightさん→
    落雁文化、関東地方でもこのような色遣いですか?
    もう少し地味ですよね・・?結局、買ったのでしょうか?落雁。
    食べてみて下さい。
    宇多田ヒカルの「オートマティック」の時も「大寺さん、パクられた?」と真面目に言われたことがあります。オートマチック、一般名詞ですから〜残念〜!