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date 2006.3.31
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クロニクル03(1956)


1956年「太陽の季節」公開
主演は長門裕之と南田洋子。多くの人の中では石原裕次郎主演の映画として認識されている。このイラストを描くにあたり、映画を観たが裕次郎の出演シーンはトータルで10分ほどではないか。裕次郎の存在、確かに光ってはいるが、脇役である。その兄である石原慎太郎による原作は芥川賞を受賞。若き日の都知事はこの映画にもサッカー選手として1シーンだけ登場。当時、最先端の若者を描写して「太陽族ブーム」を巻き起こした。戦争が終わり、ようやく個人の感情を表現しながら社会を渡る時代が来たのだろう。前世代の価値観が邪魔をして、女性をどう愛すべきか悩む長門の演技が物語の主軸となっている。この映画の結末とは別に、実生活で二人は結婚している。
(追記)
受話器を置くと鳴り出すオルゴール(当時最新鋭の機械だったと思われる)の音を聴かせる場面。映画の中で最も印象に残っているシーン。夏のけだるい午後の日差しが上手く表現されており、レース越しにクローズアップされていく南田洋子も美しかった。

Comments: 2 comments

  1. テディ

    若き日の長門裕之は桑田圭祐に似てますね。
  2. テディさん→
    確かに、かなり似ています。サザンのファンはこの映画を観ることをオススメします。