クロニクル04(1961)
1961年 ソ連・ボストーク1号、地球一周
人類史上、初めて肉眼で地球を観た男、ガガーリン。宇宙開発は、アメリカとの新しい競争の始まりだったが、この飛行によってソ連が一歩リードした。1時間48分という短い飛行時間で彼は永遠の名誉を手にする。「地球は青かった」との台詞が現在でも語り継がれているが、正確には「地球は青いヴェールをまとった花嫁のようだった」との事。魚類が初めて陸に上がり、両生類として進化した経緯と同じく、彼の第一歩で人類はひとつのハードルを越えたのである。この頃は、世界の構造も、英雄像も非常に解りやすかった気がする。
(追記)
構図を見直して何度か描き直した作品。最近、資本主義社会が限界に達したのではないかと思っている。共産主義者ではないのだが、そのような環境でしか生み出されない、優れた作品が数多く存在することは事実だ。
テディ
2006/04/02 16:13
この時、対岸のわが師は、
『何用あって月世界へ?月はながめるものである』
と言い放ちました。
マティック
2006/04/03 02:43
月世界に降り立ったのはアメリカが先でしたね。何か、意地で行っただけの様な気もします。おっしゃる通り月自体に用はなかったんですよね。今では宇宙ステーションで仲良くやっている様ですが。