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date 2006.8.15
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終戦記念日


小泉首相の靖国参拝問題の報道ばかりが目立つ。日本の歴史、実は詳しく勉強していない。学校のせいにするのもどうかと思うが、近代史については「お茶を濁された」教育しか受けて来なかった・・・と記憶している。興味があれば自分から、深く掘り下げて知る事は出来たのだろうが、社会科全般、最も苦手な教科であった。僕が育った街は「君が代斉唱」をしない場所でもあった。日本という国に誇りを持って青春時代を送った事はない。30歳を過ぎたあたりで、ようやく日本について「少しは考えてみようか」と思った程度だ。ゴーマニズム宣言を読んだり・・・結局マンガだが・・・。今回の参拝問題は、国民にきちんとした歴史教育を怠ったために一気に噴出した問題だろうと思う。海外からの批判が相次ぐだけでは、ここまで大きくはならなかった筈だ。みんな知りたいんだ、日本が本当はどういう国なのか。日本の近代化は、経済的に成功はしたが、「美意識」や「誇り」というものが希薄になったという意味で、かなり失敗していると思う。何故、日本人の精神的な美しさと、環境的な美しさが犠牲になってしまったのだろうか。その結果が、希望のない日常と、汚い街並みを形成している。基本的には平和であるから、国家というものの実体を掴みにくくなっている事は確かである。しかし、自分の住む場所〜国土はいつも目に映っている。少なくとも、見える部分では美しい場所であって欲しい。それが結果として、愛すべき日本を育てていくものだと感じている。

Comments: 2 comments

  1. 鹿児島県内を車で走って感じるのは、田園風景の汚さです。 あの、けばい大きな看板、不似合いな建物、色の不調和、どれをとっても『美しい』という表現からは程遠いです。 これが日本の文化か、と哀しくなります。 田園は美しくあって欲しい、農耕民族である日本人の原点なのだから、 それを守る為に知恵を出し合わねば、と思います。
  2. フラさん→
    天文館も汚いですけど、田園も殆ど汚いですね。「愛国心」という言葉はあまり好きではないのですが、もし日本が本当に美しい国であれば、もっと自然な気持ちとして沸いてくると思うんです。サッカー観戦の時の愛国心は、かなり表面的なものです。果たして戦没者が、今の様な日本を望んでいたのか?鹿児島はそういう意味で、先頭に立って美しい県を目指すべきだと思います。