ohtematic.com

news

date 2007.1.21
category living
tags
comments closed
RSS RSS 2.0

最近読んだ本


参加する、しないに関わらず、人類の未来はインターネットという仕組みが握っているのだろう。お馴染み「Google」はインターネット自体を「神」と想定して、「どうしたがっているか?」を真剣に考えているらしい。国境を越え「Google」を利用している多くの人々の民主的な意志が、この会社を誘導しているとも言える。「ウェブ進化論」著者の梅田望夫氏は、解りやすく人類の未来を解説してくれる。インターネットは悪と信じ込んでいる、頭の硬いご年配の方々に読んでいただきたい。一方、「ヤバいぜっ!デジタル日本〜ハイブリッドスタイルのススメ」は、ハイパーメディアクリエイターの高城剛氏によるもので、文化の輸出なくして未来の日本はない、と真剣に考える一冊。沖縄の資産をデジタルアーカイブ化し、観光地として、移住する場所として再生させた功績などが描かれている。両者ともネット社会を知り尽くしており「個人の力」について希望を語っている点が目立っている。インターネットが本当の意味で成熟していけば、第三社会との格差もなくなると信じたいものです。丁度、本日21時からのNHKスペシャルで「グーグル革命の衝撃」という興味深い番組がオンエアされる様です。
***
余談ですが、僕は随分昔に高城剛氏率いる「フューチャー・パイレーツ」の外注スタッフとして面接を受けに行きまして、見事落とされた経験があります。

Comments: 6 comments

  1. ヤバいぜっ読みました。沖縄のサイトって「美ら島物語」http://www.churashima.net/なんでしょうか。鹿児島でもこんなのできたらなと思い、自分のページに壁紙作ったり、絵を描いたりしています。絵と写真素材は「オキナワンスタイル」http://www.okinawanstyle.com/のまねです。よく言えばコピー&ペーストでしょうか。すべては真似(まねぶ)ことから始まると思っています。MBCでマテさんの「ふるさとカレンダー壁紙」ダウンロードして使っています。
     
     このごろ読んで影響を受けているのは、PHP「感性のマーケティング」小阪裕司著です。他にも2冊買いましたが、書いていることは同じでした。次々といろんな本を読んで知識を得ていますが、実践していないことに気がつきました。実践と言うより実験に近いですが、試してみたいと思っています。
  2. よしみーん

    グーグル、社員を倍にするって報道されてましたね。
    CNNで社内の様子を紹介していて、
    社員が全員個室を持ってて
    (これはあの国では特別珍しくないみたいだけど)
    飼い犬が一緒の人もいて、カウチがあったり、
    壁には好きなアートが飾ってあったり、ステレオもあったりで、
    めちゃめちゃプライベートなのが印象的でした。
    社員は「家よりオフィスの方が居心地いいので、会社に来るのが楽しみ」と。
    こんな環境だったら、人間関係の不要なストレスもかかえずに済み、
    社員も実力発揮できるだろうなぁと思う。
  3. chaco035

    びっくりしました。全く同じ2冊、僕も最近読んだもんで。
    しかも、写真のように2冊並べて会社の机の上に置いてます。
    この2冊を読んで、僕はすぐに大寺さんの事を思い出しましたよ。
    おっしゃるとおりこの2冊に共通していることは「個の力」。
    デジタルテクノロジーがもたらすこれからの変化は計り知れない、
    そうなった時に、大寺さんのライフスタイルはこれからの時代に合ってるんじゃないかな、と。
    ところで、「ヤバいぜっ!デジタル日本」を買おうと、書店で店員に
    「すみません『「ヤバいぜっ!デジタル日本」』て置いてますか?」
    というのを鹿児島弁で聞くとほぼ10割の確率で聞き返されました。
    特に「ヤバいぜっ!」の発音はかなり高レベル!
    3回ほど問答していると、恥ずかしくなって、結局amazonにて購入。
    ヤバいぜ!
  4. アグリさん→
    「ヤバいぜっ」では、1人でいくつもの職業を持つことが勧められていましたね。アグリさんもクリエイターとしての本格的なデビューを狙っては如何でしょうか!高城氏が手掛けた沖縄のサイトは、具体的にはどこかわかりませんが、彼は鹿児島を何度も訪れていますよね。県で働く方達は彼の話をもっと聞いて、ブランディングや未来の鹿児島へついての戦略会議に招くべきだと思います。
    よしみーんさん→
    グーグルのオフィス、ピクサーのオフィスと似ていましたね。個人にブースが割り当てられて、自分の部屋の様に使える理想的な環境。日本は敷地的な問題とセンスの問題で、なかなか難しいのかも知れませんね。あのようなクリエイティブ集団が田舎の広い敷地に越してきたらなあ、と思います。
    chaco035さん→
    「ヤバいぜっ!〜」は、確かに聞きづらいタイトルです。Amazonでの購入を前提としているのか!?
    それにしても2冊がかぶった、というのは偶然ですね!chaco035さんも独立を決意されるということでしょうか?やはり、未来の在り方を提示していく事が必要だと思うんです。そういう意味で鹿児島は希望に満ちている筈なんですが・・・。そろそろ吹上にお店を構えてください!
  5. おひさしぶりでございます。
    両方とも、未読ですので、早速amazonにて、注文しました。楽しみです。
    NHKのgoogleの番組、印象に残ったのは、google上である企業が、あるキーワードでの検索結果上、トップ10に入っていたのが、急にある日を境に、検索結果から除外されて、売り上げが下がり倒産の危機に。それで、裁判となっているというお話。極端に企業に力が付き、スポンサーがつくと・・・。情報も、操作できる。多くの人に目を向けさせることが、作為的に出来ると言うことは・・・・。と考えてしまいました。その意味で、神は昔は、TVの中に。今から先は、ネットの中にいらっしゃるのでしょうか。
    その裏では、フジテレビにて、全国の納豆不足をひきおこした納豆不祥事のお詫びが。
    「情報を選択する」という行動が、多岐にわたる上で、情報のあり方も、それをとらえることも、一人一人が考える行為も、日々精進しなくてはと、考えさせられました。
  6. macroさん→
    ご無沙汰しております!NHKの番組、そうですね・・・あれを見てネット社会が怖くなってしまう人も多かったと思います。大切な事は、例えば電源が落ちても生きていけるという基本的な人間力ですよね。検索にひっかからなくなったからと言って、裁判を起こすようなエネルギーは僕にはありません。他の事に向けたい。
    不二家問題の次は納豆問題ですね。似たような番組を作っているのにすぐさま攻撃をしかける他局の姿勢は、いじめ問題とリンクします。こんな問題が続けば、誰からも信用されなくなると思います。