旅するデザインー鉄道でめぐる九州ー水戸岡鋭治のデザイン画集
遂に出ました!尊敬するクリエイター、水戸岡鋭治さんの画集。その名も「旅するデザイン 鉄道でめぐる九州」。素晴らしい画集であると同時に、鉄道のデザインを主体とした九州の観光ガイドでもある。パラパラとめくるだけで眩暈がする程の内容だ。昨年、水戸岡鋭治さんのスタジオにお邪魔して取材をする機会に恵まれたが、(詳しくはコチラ。)それ以降は、ますます自分の中で神様に近い存在となった。イラストレーションとは、本来こういうものではなかったか?と再確認させられ、反省。しかも描かれたイラストはリアルな鉄道として機能し、九州中を駆けめぐっている。イラストレーションと工業デザインを並列に語り、実現出来るのは、水戸岡さんを除いて他には存在しない。僕が驚いたのは、アナログ製図の技術を用いて作品の下図を描いている点。コンピュータによる3Dではこのアングルは実現出来ない、とご本人もおっしゃっていた・・・。作品からは、公共デザインにきちんと溶け込む「スタンダード感」と、水戸岡さんの作家としての「情熱」が同居している。クールに見えるが、これほど手の込んだ作品はまず類を見ないだろう。九州に住んでいる事が誇りに思えるような、そんな一冊・・・世界中のグラフィックに携わる人、鉄道好きの人、必見です!(定価3000円・小学館)
cut
2007/06/13 11:29
マティック
2007/06/13 11:40
子供用に一冊、親父保存用に一冊!
ですね。
珈琲人
2007/06/14 04:59
「Region」の取材記事や笠沙恵比寿宿泊の私には心動かされる画集
・・・じつは先ほどAmazonへオーダーしました。
楽しみです。
マティック
2007/06/14 14:02
毎朝4時に起床・・・という感じなのでしょうか・・・。
早朝のコメント、有り難うございます。
この本、かなり充実した内容ですので、後悔しないと思います!