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date 2008.12.21
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南薩タートルズ


「南薩タートルズ」
鹿児島県土は大きく分けて、薩摩半島、大隅半島、南西諸島から成り立っていますが、私が暮らす地域は薩摩半島の南側で「南薩」と呼ばれています。東シナ海に面した吹上浜が有名で、長さは南北約40キロ、日本三大砂丘のひとつに数えられています。また、ウミガメが産卵の為に多数上陸する事でも知られています。
このような最高のロケーションにもかかわらず人口流出に歯止めがかからない南薩を、限界集落化から救うべく結成されたのが、この「南薩タートルズ」なのです。チームの大半は元プロ野球選手ですが、残りの半分は、ウミガメや猿、鹿などの動物達で構成されています。
***
先日、東京で行われた展覧会に出品した作品が無事に役目を終え、オーテマハウスに戻ってきました。今回の展覧会は「アイデンティティスタジアム」というタイトルで、それぞれの作家が架空の野球チームを作り、そのオフィシャルグッズを展示する、というものでした。最近僕と会話をした人は、ほぼ100%の確率で「限界集落ネタ」をぶつけられたと思います。自分でも冷静でない事は解っているのですが、どうしても伝えなくてはと思い、今回の作品にもテーマとして取り入れました。写真では解りづらいと思いますが、昔流行っていたらしい?「野球めんこ」を自分なりに再現したものです。

Comments: 3 comments

  1. 初日見に行きました。
    「North League」と「South League」どちらが制したのかは判りませんが、自分個人では「South League」。
    全てアイデアと見せ方が素晴らしかった。
    「南薩タートルズ」にそんな意味が込められていたとは・・・。(泣)
  2. 褪せた感じの色合い、それから今までの大寺さんにない、アナログな感じに、昭和を感じさせます。
     でも、古くはないですね。
    大寺さんのこの作品に、ひたむきな、この町を愛する心がつたわってきます。
     村まで2,3時間以上かかったり、バスも日に1,2便の田舎でも、お年寄りに活気があり、すてきな村がある、との話を先日NHK「日曜喫茶室」で話してましたが、みんなで考えていけば道は開けてゆくはず。
     今年の大寺さんは、地道に健闘された、と思ってます。
     やはり通信施設は必須ですね。
     がんばってください。
     After Efects、いきなり逆引き辞典を買ってしまいました(^^ゞ
    その後、バージョンを落として6.5入門も買っちゃいました。
     今度、また教えてくださいね〜。
  3. ヒロタテツヤさん→
    ご来場いただき、有り難うございました。僕は日曜日までギャラリーに通いましたが、ずっとSouth Leagueがリードしていましたよ。「南薩タートルズ」については会場の作品でも解説していましたが、やはり会場でテキストを読む人は少なかった様ですね。
    Tessyさん→
    どうも有り難うございます。田舎暮らしは、おそらく1人1人の生活水準は高いのですが、集落や街という単位になったときに活気や魅力が伝えづらいのかも知れません。どこから手を付けてよいのか解りませんが、やはりキーワードはデザインだと思っています。
    After・・の逆引き辞典なんてあるんですか〜。勉強してますね。僕も最低限の操作しか知らないので、お互いにスキルを高めて技を共有していきたいですね。