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date 2009.1.1
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あけましておめでとうございます


あけましておめでとうございます
鹿児島は小雨・寒〜い元旦です。
昨年後半はミゾーユーの不景気に加え新型インフルエンザ=パンデミック感のウワサなどがあって大変でしたね。個人的には後者にかなりビビッており、東京では常時マスクをつけたりしていたのですが・・・。不景気も病気も、もの凄い速度で世界的に情報が共有されてしまいます。そういう時代だからこそ、ホントに不景気なのかと、自分の尺度で世界を図らないと生きていけないと思うんです。みんなが情報を疑えば、不景気がストップする可能性はあります。偉そうな事を言っておきながら、自分もかなり「買い控え」したんですよ・・・。欲しいモノはいろいろあるんですが・・・。
とにかく「誰かのせいにしない」という個人が増えない限り、世の中は良くなりませんよね。今年もどうぞよろしくお願い致します。
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画像は展覧会「サツマティック」の時に描いたモノ。昨年(10/9)、南日本新聞に掲載された時のテキストをそのままペーストします。
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鹿児島スカイスクレーパーの建設!
日本の電信の歴史はここ鹿児島から始まっている。島津斉彬は通信の重要性を早くから理解していたため、諸外国からの注目も集まっていた。ところが・・・である。今はブロードバンド普及率全国最下位。何故こんなに落ちぶれてしまったのか。思い通りに発信出来ないという事実は、興味も注がれないという事に他ならない。僕の感覚からすると、首都圏から「まるまる10年」の遅れをとっている。当然、県民のPCリテラシーも比例して低い。この屈辱的な状況を払拭するべく、県内全域を無線LANのフリースポットにするという構想が持ち上がった。
反対意見も多く寄せられたが、何とか議会を通過。企画から建設までは僅か5年。驚くべきスピードで全世界を驚かせた。
離島もカバーしなくてはならないため、東京スカイツリーを遙かに凌ぐその高さは何と1857メートル。「そろそろ桜島を超えるランドマークが必要なのでは?」という意見も取り入れられ、タワーのデザインは高層ビルのイメージを覆す有機的なモチーフが多く取り入れられた。
「鹿児島ではどこにいても通信が出来る」という事実は、世界各国から企業の誘致を成功させ、また観光客の満足度も国内では第一位を獲得する結果となった。これ以降、鹿児島のビジネススタイルも様変わりした。薄暗いオフィスから開放され、里山で(蚊に刺されながら)企画会議が行われ、砂浜で(足で波貝を探りながら)戦略構想が練られる。「豊かな自然環境と最新技術が隣り合わせになる時、鹿児島の真価を世界に伝えられる」ごく当たり前の事がようやく実感出来たのだ。島津斉彬の遺伝子はこうして復活を遂げたのだった。

Comments: 2 comments

  1. あけましておめでとうございます。
    昨年後半はすっかりご無沙汰してしまいましたが、今年もよろしくお願いいたします。
    私も仕事柄,パンデミックの方にかなりびびっています。。。
  2. ぴかさん→
    あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。新型インフルエンザ、子供と高齢者がいる家庭・・・まさにうちがそうなんですが・・・では、やはり敏感になってしまいますよね。
    ウワサだけで終わって欲しいモノです。