2009年・また歳を重ねる
先日、スーパーで何気なく手にした「黒糖寒天根こんぶ」というお菓子。何しろ黒糖と寒天と根昆布であるから、何だかヘルシーなんです(元々、水分が少ないゼリーが好きです)。アーモンドグリコではなく、こうした商品に価値を感じるところが、歳をとってきた証拠ですね。しかしパッケージをよく見ると、沖縄産黒糖・北海道産昆布使用と書いてあり、製造しているのは愛知・・・!フードマイレージ大爆発!健康と環境問題の両立は難しいんでしょうか、やはり・・・。
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昨日に引き続き、南日本新聞の夕刊記事を転載します。
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屋久杉の中に隠されたロボット
人間の中身が人間ではないのと同様、樹木の中には樹木が入っている訳ではない。屋久杉を目にした時に、それが単純に「大きな木」だから感動しているのだろうか。そこから神の存在を感じる事が出来たり、そこから生ずる畏敬の念であったり・・・人間であれば・・特に日本人であれば・・・無意識的に受け取る情報量が大きいから、あれだけ注目され、訪れたくなるのであろう。根元まで近づいて佇まいを観察していると、木が持っている「知性」と対話している様な気分に浸ることが出来る。しかし表現する場合には、「神」「畏敬」「知性」・・・これらの言葉を幾ら並べたところで、抽象的なイメージから離脱出来ない。かといって木を「木として」描いてしまう手法では自分が退屈してしまうので、例によって妄想を膨らませていく。僕の仕事は見えにくいものを具現化していく事であるから、この感覚はすぐにロボットと結びついた。大昔のそのまた大昔、知的生命体が造り出した大きなロボットが、あのように姿を変えているという設定。ロボットと言っても金属製ではなく、きちんと「自然に還る」素材で出来ている。役目を終えたロボットが、自らの存在を消した結果、現在の屋久杉になっていると・・・。いささか強引かも知れないが、僕は「ロボットの様な人間」あるいは「人間の様なロボット」を実際に目にすることがあるから、特別な事ではないと思う。コンクリート・ジャングルという比喩はあたり前になっているので、その逆と言えば伝わるだろうか。鹿児島に来てから、屋久杉に限らず巨木に出会う機会が増えた。僕が暮らしている日置市吹上町にも「千本楠」という素晴らしい巨大ロボがいる。鹿児島は僕にとってのロボット大国なのである。風にそよぐ葉の音や鳥の声までは、誰もが聞き取れる。更に耳をそばだてて一歩先へ進むと・・・巨木の内側から電子音が聞こえてくる・・・。
masanori
2009/01/02 15:53
本年もどうぞよろしくお願い致します。
マティックさんの薦めもあり、昨年からアップル道にはまり込んでいます。
おかげさまで、家に帰る楽しみが増えました。ありがとうございます。
お菓子ネタで始まるなんて、とても素敵ですね!
私もゼリー(ジェリーじゃなくて)が好きで、寒天根こんぶもチェック済みです。
最近、この手のお菓子が多く、先日は干し柿寒天というのもありましたが、干してあるのに寒天という判断に迷ってしまう楽しいお菓子でした。
それでは、今年もブログを楽しみにしています。
マティック
2009/01/02 21:11
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。早速書き込んで頂き、有難うございます。
masanoriさんとは以前、白熊に刺さっているセロリのゼリー・・・牛皮・・って言うんでしたっけ・・・の話をしましたよね。干し柿寒天・・・食べた記憶があります。無意識に手に取ったんでしょうね。家族には評判が悪いのですが「ミックスゼリー」という商品も好きです。
PARA
2009/01/04 08:07
今年もよろしくお願いします。
今年は明るいNewSが多いと良いのですが。。
マティック
2009/01/04 11:19
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
最近の不景気感ですが、意識的に良いニュースを半分以上伝えれば、何とか回復出来るのではないでしょうか。
マティック
2009/01/04 11:21
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
最近の不景気感ですが、意識的に良いニュースを半分以上伝えれば、何とか回復出来るのではないでしょうか。