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date 2015.11.28
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図工の授業

図工の授業

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11月14日。私が暮らす地域の中心的存在「永吉小学校」で図工の授業を担当させてもらいました。いろいろと考えた末に「デジタル表現をアナログで」という課題を与えてみました。色のついた1センチの方眼紙(5色分)を与え、方眼(グリッド)以外の部分でカットすることを禁じた上でキャラクターを数体作らせます。これが一時限目。二時限目は、大きな方眼紙を教室の前と後ろにある黒板に貼りだし、それぞれが作り出したキャラクターに関係性を持たせてみました。この時もグリッドに沿って貼り付けることを指示しました。途中から制御が効かなくなり、最終的には斜めに貼り付けられていたりしますが、まあこれはご愛嬌・・・。
僕はデジタルの恩恵を受けて生活していますが(もちろんみなさんも)、結局は「正確に情報を伝える術として優れているから」ということが一番の魅力なんだと思っています。永吉小学校の生徒には、授業の終わりに「この作品は紙としての寿命が来るけれど、どのグリッドにどの色が塗られているか、ということを記録しておけば、100年後にこの状態を再現できるよ」と言ったんです。果たして、どこまで通じたのか解りませんが、写真、音楽、絵画、テキストetc・・・全てを差別せずに受け入れているメディアっていうのは、やはりすごいことですよね。

Comments: 2 comments

  1. 凡庸な感想でスミマセンが、
    マテさんが以前から標榜している「デジタルとアナログの融合」
    その端的な具現化の一端を垣間見た気がします!
  2. ohtematic

    Hammerさん、「デジタルとアナログの融合」・・・そういえば最近使っていない言葉です。あれから、デジタルが当たり前になりすぎたためか、意味が変容しているかも知れませんね。自分たちの世代はメディアの発達と気持ちの成長が上手くリンクしているんですが、デジタルネイティブと言われる世代はフラット化された世界から始まっているから・・・。