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date 2005.4.23
category garden
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オーテマ・ガーデン


庭造りは、この上ない楽しみのひとつである。向かって右側に見える柿の木、もみじ、ソテツは、祖先から引き継いだ庭、真ん中から左側にかけては、僕が造っている庭である。一生、完成することはない。昔の人は、土地境界線の印としてシンボリックな木を植えていたのだろう、ポイントとなる場所に必ずといっていい程、シュロやクロガネモチ、果樹が立っている。うちの場合は、梅や柿、梨などが実るのだが、隣の家と果実を分け合い、必然的にコミュニケーションが生ずる。これも昔の人の知恵なのだろうか。何よりも、祖先が植えた木から果実をもらっているという事は、縦の時間をじっくりと感じる瞬間でもある。
イヌマキが並んで植えられ、生け垣となっている家も多い。きちんと刈り込んで、角張った印象に仕立てる事を良しとする場合が殆どだが、オーテマ・ハウスのイヌマキは伸び放題にしてある。その方が美しいと思う、巨木になる可能性もあるのだ。いずれにしてもブロック塀よりはマシである。

Comments: 2 comments

  1. 豊かな人生観ですね。うらやましい。
  2. ジジくさい・・っつ〜感じかな。