大井川鐵道に乗る
静岡二日目。ホテルで偶然見つけた大井川鐵道のパンフレットに心奪われ、少し足を伸ばすことになった。焼津駅まではホテルの送迎バスで、そこから東海道本線で5駅、金谷で降りる。駅を降りて右側に歩くと、小さな「大井川鐵道金谷駅」が見えてくる。蒸気機関車に乗るために、鉄道マニア風の人や、大学ゼミと思われる教授と生徒という組み合わせの人で既に駅舎は満員。僕は当日券で、奇跡的に座席を確保できたが、多くの客は駅弁、座席ともに随分前から予約していた様子。程なくしてC11蒸気機関車がホームに入ってきた。あたりに独特の雰囲気が立ちこめる、匂いや音、重量感。あまり時間がなく、途中の家山駅で下車して戻ってきたが、一緒に乗り合わせたお客さんや、駅弁やお土産を売りに来たおばさんも含めて昔の人がタイムスリップしてきた様だった。この車両、かなりの技術的な制約の上に成り立っている事が肌で感じ取れるのだが、逆に知恵という人間の資質そのものが際だつデザインとも言える。舞台装置としてではなく、実際に機能しているというところに感動している訳ですが。ただSLを走らせているというだけで、全国から観光客が集まってくるのだ。近所を走っていた南薩線も、保存運動でも起こっていれば今頃は立派な資産になったであろうに・・・。
ちなみに、チケットもいわゆる「硬券」で、駅員がパチンとハサミを入れてくれるし、蒸気機関車以外にも珍しい車両を沢山目に出来たり、鉄道に対する愛が感じられる場所であった。
写真は家山駅でのもの。大井川鐵道金谷駅はホームが短いため、このアングルでの撮影は出来ません。
4344@思案中
2007/03/13 10:02
町内いちの変わり者ですかね?やはり
マティック
2007/03/14 07:10
枕木がまだ残っている場所があるんですね。今は自転車道になってしまいましたが、昔鉄道が通っていたという残り香の様なものは、いつも立ちこめていますよね。復活しないかなあ・・・
4344@思案中
2007/03/15 11:14
通りすがりの、遠州人。
2008/01/01 12:18
黙って、此処(=現地)に 来て見なされ...
自分で「ガソリン「153円/1L」で、何kM走行できるか」、
実際、やってみなされ...
地元在住の人 は、【日々の生活=ガソリン>鉄道運賃】なので、
「高い・遅い・希望の時間に走っていない」で、
全くorあまり 使わない人が多い が、
観光客・所用・商用の方々 は、逆に、
「高かろうが、遅かろうが、此処は、最高のロケーション」で、
日々、現地(=川根街道)に来るから、良い のである...
今、「大井川鐵道(御中)」 は、
電車(大井川本選)・客車(本線・井川線)・
SL(本線)・EL(本線・井川線)・アプト式(井川線)があり、
金谷(島田市)~井川=政令指定都市「静岡市」 を走る路線。
2008年4/1からは、「川根町」が島田市に編入になる ので、
島田 市=金谷~川根温泉笹間渡(「川根町→島田市川根町」に)
川根本町=地名~千頭・千頭~尾盛・ BUS 千頭~寸又峡温泉
静岡市葵区 の井川地区=閑蔵・井川 に、なります。
マティック
2008/01/02 12:19
貴重な情報、有り難うございます。鹿児島でも、鉄道を利用するよりもマイカー派が圧倒的に多いのですが、自分の生活を「観光化」する事が重要なのではないでしょうか。公共交通機関を利用する余裕がない世の中なのかも知れませんが・・・。