ようやく観光
ニューヨーク4日目、オープニングパーティーも無事に終わり、ようやく観光する機会に恵まれた。とりあえずMOMA(ニューヨーク近代美術館)へ。ウォーホル。リキテンスタイン、ラウシェンバーグ・・・僕が多大な影響を受けたポップアートの作品を発祥の地で見るのは感慨深いものであった。こちらに来る前に機種変更してしまった深澤直人デザインの携帯電話neonなども展示されており、現代ではなく現在との時間差もないデザインフロアーもある。建国して間もないアメリカは、歴史や文化に対するコンプレックスから新たな価値観を次々と生み出さざるを得なかった。ここに来てその成果が次々と実っている感がある。日本は油断し続けている。街並みは日本より遙かに歴史を感じさせるし、アートも街を動かすだけのエネルギーを抱えるようになった。
ぐるっと見回して見ると、自分がこれまで勉強してきた美術史を総ナメするような感じで、懐かしい要素〜既にクラシック〜が多かった。その中で異彩を放っていたのは、企画展と思われるJoAnn VerburgによるPresent Tenseという写真展だった。これまで「絵画の魅力に写真は追いつかない」という個人的な感覚をずっと抱いて来たが、この写真は(おそらく)デジタルの恩恵を受けて、今までに見たことのない風景を映し出す事に成功していた。他の写真家たちの作品も瑞々しい感性のものばかりであった・・・。
Tessy
2007/10/22 23:12
前景が、どうもCGっぽく見えちゃうんですよ、書き割りのよう。
すいません、ただうらやましかっただけです、ちゃかしです。
しかたがないので、
ハッポー酒でも呑みながら、おとなしく
ここ鹿児島で
入浴(もちろんオヤジギャグ)しましょう(;>_<;)
マティック
2007/10/22 23:37
この写真、自分でも不思議だな〜と思ってアップしたんです。室内と屋外の距離感が、日本とは何か違う。
Tessyさんは発泡酒ですか〜、僕は日本から持ってきたインスタント味噌汁を毎日飲んでいます。
テディ
2007/10/23 00:18
月が綺麗です。
ウォーホルの提示した価値観って
作者個人はもちろん、潜在的にアメリカが
欲していたのでしょうね。
アメリカは富を使って現代美術というフロンティアを
開拓したけど、日本は富を使って何をするのでしょうね。
お金持ちが、新たな価値観を創造しないって怠慢だと
思います。
Kazy
2007/10/23 01:47
オープニングも大盛況でよかったですね。
。。。しかし、地元での記者会見はさびしかったなんて。。。
日本って、地元にいるときはその文化を大切にしないくせに、外国で注目されると、焦ってもてはやそうとする。。。
今秋のNYは紅葉も綺麗でしょう。
お仕事ばかりでなく、充電のためにも満喫してください。
>建国して間もないアメリカは、歴史や文化に対するコンプレックスから新たな価値観を次々と生み出さざるを得なかった。
↑まさにアメリカはこれをパワーにして独自の文化を創っていますね。
「歴史がない、成り上がりの国の人間にはアートが理解できない」なんて言われ方をされたりするときもありますが。。。(苦笑)
タカタ
2007/10/23 07:29
NY日記を毎日楽しみにしています。今回の展示、タイミングが合えば
是非行こうと思っていたのですが、どうしても仕事が空かず叶いませんでした。
ニューヨークは文化的に一番憧れる町なので、残念です。
それにしてもニューヨークにいるマテ先生は想像するだけでハマりますね!
日記からも楽しんでいる様子が伝わってきます。良い時間をお過ごし下さい。
マティック
2007/10/24 13:59
>日本って、地元にいるときはその文化を大切にしないくせに、外国で注目されると、焦ってもてはやそうとする。
これは、本当にいつも感じます。自分の住んでいる地域の中だけで絶対的な価値観を生み出せない、自信がないという事ですよね。五教科ばかりに専念、あるいは部活に熱中しているという日本の教育では、自分を築くことが出来ない。
アメリカのアートを独自の文化に発展させた功績は、そういう意味で素晴らしいのですが、最近は「投資の対象」としての意味合いが強すぎる点が残念です。結局は転売するのか!と描き手は思うのです。
タカタさん→
コメント、有り難うございます。そういえば・・・先日は高速PAからの報告、有り難うございました。ライダーの方からの反応、やはり嬉しいですね。今回、実はどこかで「もしかしてタカタさんが来るかも」と思っていました。最初の出会いが野月舎ですからね。また何かの機会に、地球のどこかでお会いできるといいですね!