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date 2007.10.30
category garden
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クライスラー・ビル


観光スポットとしてはエンパイア・ステート・ビルディングの方が有名だと思うのですが、僕の中でのニューヨークというと、まずはこのクライスラー・ビルなんですね。最初に泊まったチェルシーの宿からは見えかったのですが、後半のレキシントンの宿からは、すぐにこの建物を見上げることが出来ました。最初に意識したのは1982年、ジョー・ジャクソンのアルバム「ナイト・アンド・デイ」でした。テーマはニューヨーク。ジャケットは濃いブルーに白黒、という色遣いのシンプルでスタイリッシュなイラスト。ジョーが摩天楼をバックに、ピアノの前で作曲に悩んでいるという内容でした。その摩天楼の中で一際目立っていたのがこのクライスラー・ビルだったんです。イラストでは特徴的な最上階の部分をギザギザの線で表していた訳ですが、そのギザギザにヤラれて、取り憑かれたようにクライスラー・ビルを描いた時期がありました。今回の旅で一番写真を撮りまくったのもこのビル。徐々に近づいていきいろんなポイントから撮影、真下まで行きましたが、悲しいかなあまりにも高い存在で、近づけば近づく程姿が遠のくという感じでした。まるで叶わぬ恋の様ですね。なーんて・・・。

Comments: 2 comments

  1. よしみーん

    >近づけば近づく程姿が遠のくという感じでした。まるで叶わぬ恋の様ですね。なーんて・・・。
    に続いて、おもわずマジレスする中年の友です。もう旅も終わった今頃、マティックはすでに全然違う心境にあるのかもしれないですが。エンパイアが男性像だとするとクライスラーは貴婦人、そんな感じがしてました。マティックは実物をみることなくクライスラーに魅入った、なんだかわかる気がしました。それはマティックがアーティストだからじゃなく、人間として性というとても根源的な部分にtouchしたからかも知れないですね、それって大切ですね。。。うーんちょっとおセンチな秋です〜。
  2. よしみーんさん→
    なるほど!そういう潜在的な意味があるのかも知れませんね。確かに、対になって見える位置からだと、明らかに女性の役を演じていました。エンパイアのカタチは、あまり可能性を感じないんですけど、クライスラーは「もしかしてロケット?」の様な想像力をかきたてる要素がありますよね。六本木ヒルズなど、多くの日本の高層ビルは、イラスト化しにくい=つまらないカタチですが、これは絵になるんですよ。