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date 2008.2.9
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日本に仕事はあるのか


確定申告の季節。この時期になると「支払調書」なるものが次々と届く。代理店であったり、出版社であったり・・。初めて、おおまかではあるが「地域別売上」というものを割り出してみた。東京80%、鹿児島15%、残りの5%は福岡、大阪、名古屋、ニューヨークという結果が出た。東京に住んでいた頃は、東京からの仕事が100%であった。しかし鹿児島に越したことで東京以外の仕事を引き受ける事が出来るようになったのだ。これは嬉しい誤算。勝手な推測だが、首都圏はイコール全国圏なので、仕事の発注の仕方にも余裕がある。京阪神も同じく力を持っているが、出来るだけ西へ発注したいという考えがどこかにあるのではないか。九州には九州の世界がある。鹿児島に住んでいると、不思議なことに鹿児島〜福岡〜東京という列車の旅になぞらえて日本を見る。取引先もその景色と一致する。
よく「大寺の様な仕事はどこに居ても出来るからイイ」と言われるが、これは単純に職種の問題ではないと思う。インターネットの価値を信じる事が出来れば、どんな仕事でも在宅勤務が可能であるということ、それから、思い掛けない取引先が増えるという意味では、東京以外に住むのが有効、ということである。故郷がある方は帰るチャンスとも言える。首都圏の人口が昨年、15万人増えたという報道があった。鹿児島県内でも中心部が肥大化している。誰でもいい、開拓者精神という程大袈裟なものは必要ない。是非、敢えて過疎化する地域に移り住んで欲しいと願うばかりである。結局はこの話になってしまった。

Comments: 4 comments

  1. リンダ

    はじめまして。
    時々ブログ読ませてもらっていました。
    私は大学卒業後横浜で働いていましたが、
    この4月から、鹿児島にUターンをする事に決めました。
    横浜も大好きで、帰ったら退屈なんじゃなかろうか???
    と少し不安もありますが、
    4月からは、少しずつ鹿児島で楽しい事みつけていこうと…
    大寺さんのブログをみるとなんだか少しやる気が出てくる気がします^^。
  2. リンダさん→
    コメント、有難うございます。成熟した都市は確かに魅力的かも知れませんが、入り込む隙間がないように思えます。もたれかかって暮らすしか道がないというか。「何かを作りだそう」という気持ちがあれば、鹿児島はまだまだ開拓出来る分野が沢山あります。横浜での「人の繋がり」は鹿児島でも活かせますよ!・・・退屈になるかどうかは、気持ち次第ですよね!
  3. はじめまして。
    わたしも鹿児島出身で、東京でグラフィックとイラストをやっていましたが、この夏で鹿児島に帰る決意をしました。
    同じように思っています。
    地元(実家は超過疎地なのですが)でなんかもっと作り出していけたらって。
    たのしみです。
  4. えりあしぴょんこさん→
    コメント、有難うございます!
    同じ世界で暮らす仲間が、鹿児島に戻ってくるというのは自分にとっても大変励みになります。
    日本全体の価値観が変わり、かつてのような地域が取り戻せるといいですね。