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date 2005.11.24
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年賀状


そろそろ年賀状の準備をしなくてはならない。ルールはひとつ、必ず干支を入れることだ。そこでふと思い出したのだが、僕のマック初作品は、この12年前の戌年の年賀状だったのだ。つまり、デジタルに切り替えて来年で13年目に突入することになる。「昔の作品の方が好き」という意見を聞く時もあるが、自分の中の基軸というものは13年の間ブレずに、ひとつの方向を目指している。自分の中では過去より今、今より未来の作品の方が理想の姿に近くなくては意味がない。勿論、失敗作は数え切れないほどあるが、一週間、一ヶ月単位でまとめた場合の平均点は上昇し続けなくてはいけない。
今年の目標や家族の幸せそうな様子を年賀状で報告する人はとても多い。イラストレーターの場合はそういう訳にもいかず、絵自体で何かを伝えなくては・・・。そんなに真剣に考えなくていいのか。

Comments: 6 comments

  1. テディ

    『処女作に向かって成熟する』という言葉が
    ありますが、若い時は世間とのシガラミも
    ないし、理想を掴みやすい環境だと思います。
    処女作にその想いが、一番込められるのですが、
    技術が伴わず、現実と理想のギャップに苦しみます。
    残りの人生は理想を形にする為に頑張らないと
    いけないのですが、年の瀬が迫ってくると、
    自分の不甲斐なさに腹が立ってきます。
  2. テディさん→
    『処女作に向かって成熟する』というのは興味深い言葉ですね。良く解ります。若い頃はがむしゃらに突っ走るが、技術がない。老いてくるとテクニックがあっても元気がない・・でも自分の見たい風景はひとつなのです。それが解っているのに、遠回りをする日常です。
  3. かめれっちょ

    これ・・・見てものすごくステキだ!って思ったの覚えています。当時デザイナー経験の浅かった自分がしていたことといえば、四角ばったスペースに文字をパズルのようにはめ込んでいく単純作業ばかり。(それなりに楽しかったんですが)そんな自分の目に、なんとも自由奔放で!元気いっぱいで!それでいてニッコリしながら「こんにちは!」って飛び込んできました。その魅力に一瞬で夢中にさせられちゃったというか。多分押し入れのどこかにまだあるはず(笑)
  4. かめれっちょさん→
    今見るとかなり稚拙で、ベジェ曲線と苦闘した事が思い出されます。それよりも、この時はいろんなフォントを自由に使える喜びが大きかったですね。それまでは写植屋さんに発注して、ビクビクしていたので。
    今では当たり前になってしまいましたが、多くのデザイナーやイラストレーターにとって大革命でしたね。
  5. よっちん

    バスルームじゃなくてこっちに書きま~す。 チャット・・ 知らなかった!そんな裏話が隠れてたんですね。でもアノ色気のある甘い歌声はイイですね。しかし晩年の姿はショックでした・・(涙) PS:私もだんだんと甘~いイベント事に興味薄れてきました。やっぱり20代のちょうどバブル全盛期がいちばんいろいろ華やいでいてよかったなぁぁ アハハ ^o^
  6. チャット・・・チェット・ベイカーとお話ししてチャット・ベイカーですか?ジャズ・ミュージシャンは晩年、体をボロボロにしていくイメージがつきまとっていますね。晩年のチェットは、薬のせいで歯が抜け落ちたおかげ?であのようなヴォーカルになっています。そこがまた良かったりするのですが。