残したい鹿児島のデザインその38

「残したい鹿児島のデザイン」久しぶりです。今回は、近所のおじさんが持ってきてくださった「南国○永・知覧名産・知覧町観光協会推薦・麦芽製・からいも飴・いも作りからあめ作りまで自家製・永野製飴本舗」です。長ゲェよ〜っ、しかしこうやって書くと何ともリズミカルですね、韻を踏んでいる部分もあるし、スチャダラなら上手く演ってくれる様な・・・。
鹿児島県外にお住いの方に説明しておきますと、本場鹿児島では「さつまいも」の事を「からいも」と言います。そんな訳で、さつまいもの味がするのですが、「麦芽製」とありますね、「麦芽かよ〜」とツッコミを入れたくなります。
一番ウケたのは「いも作りからあめ作りまで」という部分です。「口紅から蒸気機関車まで」というのは尊敬する巨匠レイモンド・ローウィーに使われた言葉ですが、「いも作りからあめ作りまで」というのは、幅があるのかないのか・・・？ナロウ・レンジで頑張っている感じがして良いのです。頑固一徹系のおじさんが作っている様子が伝わってきて、涙。更に、下の帯の部分が、007のオープニングを彷彿とさせる幾何形態の組み合わせで、動きがある。カメラがパンして、永野製飴本舗にガーンと行き着くイメージ。一番下の帯は、五線譜になっていて、テーマ曲が書き込まれるのを待っているかの様です。