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date 2006.9.11
category living
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911以降の世界


あれから5年。何か変わったんだろうか?むしろ、悪い方向に加速している様にも思える。事件が起こってからしばらくは、テレビに釘付けになり、関連書籍やネット上の情報にも目を通した。その中で、今でも印象に残っているのは、文藝春秋だったと思うが、立花隆が述べていた「メトロポリスの繁栄は、ネクロポリス(墓石都市)へと繋がる」という様な内容だ。これまでの人類の歴史では、例外なくそうなっているらしい。事前に鹿児島に引っ越していた僕は、東京に住んでいる友人に「早く引っ越しなよ!」と伝えた。5年が経って、大都市志向は進む一方だし、マンションブーム。「テロには屈しない」という意味での大都市志向なのであろうか!あの事件以降、人類はもっと謙虚になると思っていたが、最近ではオリンピック誘致で東京だ福岡だと騒いでいたり、株価を気にしていたり、全く変わっていない・・・。浮かれた世の中にはもうウンザリだ!
あの事件をテレビ越しに体験して、日本人の多くは生理的に理解したと思う。アメリカ社会対テロというのは後付けの価値観であって、もっと大きな構図を確認出来た筈だ。もしそう感じたのであれば、そうならないために、逆の方向に動こう。小さなものを、弱いものを大切にしよう。

Comments: 2 comments

  1. 大きな流れであればあるほど、かならずどこかに反流している場所が出来ます。川と同じで、その反流しているあたりで流れと逆を向いて進むのが好きです。いっそ生きやすい感じもしますけど、なかなか勇気がいるのでしょうか。とりあえず田舎に引っ越すに「一票」ですね。
    あ、ブロードバンド化は「本流」だからこそ、本物の田舎には来ないのか!
  2. はなさん→
    そうですね、僕も反流ドラマ派です。反流の方が本流になってしまうと、逆に本流に戻ったりして、どこまで行ってもひねくれ者なのかも知れません。自分だけ好きだった(と思っていた)歌手が、急にブレイクすると、スーッと冷めてしまったり。