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date 2006.11.26
category living
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ひょんなことから


人との繋がりは実に不思議なもので、今年の春、このブログをきっかけにして憧れの水戸岡鋭治さんにお会いすることが出来た。今日はその流れで、千葉大学工学部助教授の佐藤建吉さんを鹿児島案内することになった。技術史の学会が鹿児島で開かれたらしく、ミュージアム知覧で待ち合わせをした。大の水戸岡さんファンであるということで、東シナ海沿いを南下。途中、風力発電のプロペラを大小何基も見て感動されていた。佐藤さんは「風車の技術と歴史」の研究もされているらしい。1時間ほどで、笠沙恵比寿に到着。この施設も水戸岡さんの設計によるもの。「何故、こんなところにこんな建物が!」という違和感が素晴らしい。鹿児島の未来を予感させる、僕も大好きなスポットです。夕食を摂ろうと思ったが何故か断られ、仕方なく地元の伊作商店街まで車を走らせる。移動時間は50分ほど。「喜元屋」という古民家を改装した居酒屋で海老フライ定食をご馳走になりました。その後、鹿児島市内のホテルまでお送りしたのですが、移動時間、またまた50分ほど。鹿児島観光は移動に時間がかかるスケールの大きなものになる場合が殆どなので、車内で退屈されなかったか・・・といつも心配になります。今日は夕方に待ち合わせたので、笠沙に着いた頃にはもう日がくれていました。景色がきちんと見えないと・・・。別れ際に、佐藤さんの最新著書である「ブルネルの偉大なる挑戦」を頂いた。パラッと読んだところ、大友克洋の映画「スチームボーイ」のモデルになった様な人物〜世界観でした。鹿児島の交通インフラの参考になる内容だと思いますので、都市計画に興味のある方には是非オススメしたい一冊です。

Comments: 4 comments

  1. 私も最近そのコースドライブしました!!!
    秋晴れの気持ちのいいお天気で、海沿いから見える風力発電のプロペラにに感動しました。好奇心をくすぐられて、プロペラの真下までいきましたよ。
    実は、笠沙恵比寿の存在をその時初めて知りました。
    不思議な建物は水戸岡さんの設計なんですね。ホントに何でこんなところに!!!というぐらい、不思議な空間でした。
    今度、ゆっくり来たいナ~と思いながら、帰って来ました。
    鹿児島の素敵なスポットに人が少なかったのが、少々残念なような・・・かえって楽しめたような・・・複雑な心境でした。
  2. 偶然ですね!今回の旅・・・走行距離は200キロほどでした。
    笠沙恵比寿には水戸岡さんのイラストも沢山飾られていますね。施設自体のパンフレットにも・・・。
    僕もいつか、泊まって見たいなと思っています。ホント、鹿児島はどこへ行っても人が少なくて心配になります。
  3.  水戸岡鋭治さん
    鹿児島に大変ご縁の有る方ですね。「つばめ」のお仕事、「笠沙恵比寿」のお仕事、プロ中のプロのお仕事だと何時も感じます。笠沙恵比寿は当初漁業博物館etcの箱物行政だったのです・・・予定通りに作っていたら夕張市になっていたでしょう。
    あそこは時間を止めて楽しむ所です。
    私は数回宿泊しておりますが、日帰りではなく宿泊で行かれる事をおすすめします。満足度は100%以上です。
    ※鹿児島はどこも人少ないです。
  4. トンさん→
    書き込み、有り難うございます。笠沙恵比寿の宿泊施設は、水戸岡さんのアイデアでは現在の倍の集客力があったそうですね。「そんなに人が来るとは思えない」と地元の反対に合い、結局半分に。しかし、いつも予約で一杯になっているそうです。現在では先行投資を渋った事を後悔していると聞きました。鹿児島に、あの感覚が浸透すればもっと魅力的になるのに、変な箱モノが目立ちますよね。