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date 2007.9.27
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変わりにくい社会


福田内閣が発足して自民党の支持率がまた上向きに。首をすげ替えただけで何故?という疑問がわき上がってくる。まだ何にもやっていないんだから、こっちに考える時間を与えて欲しい。早すぎるよ、支持率・・・。そのおかげで年金問題もどこへやら、17歳の力士が「しごき」で死亡するニュースがトップ項目で伝えられている。大切な問題は山積みなのに、それを忘れさせる「些細な」出来事がどんどんと上書きされていく。こうした社会では、結局のところ現状維持が一番安心という事になってしまう。そんなにイイ社会なのかな・・・。「戦後レジュームからの脱却」がここのところの政治のテーマらしいけど、これでは絶対に変わらない。このまま生ぬるい空気の中で過ごしていく事になってしまうのだろうか?情報量があまりにも多く、一週間前の事を忘れてしまうシステムになっているのである。ミャンマーの様に僧侶達が立ち上がる社会、日本の感覚からすれば時代遅れなのかも知れないが、社会を変えてやろうという健全な空気が根底に流れていると思う。軍事制圧はマズイけど・・・。今の自分に「だからどうしろと?」と問いかけてみても「くだらないニュースはチャンネルを変える、あるいは消す」程度の事しか出来ない・・・。そんな訳で最近、テレビは殆ど観ていないですね。

Comments: 4 comments

  1. よしみーん

    ミャンマーの僧侶達、健全な空気・・確かに。
    日本人は宗教の不在が理由で(「不在」には語弊がありますが、他の国々との比として)精神面が迷子になりやすいのかなと思うことがあります。でも武力はダメ、ほんとですね。現実には宗教が戦争に発展する、これは歴史が繰り返してきたことですから、あまり軽々しく言ってはならないと思うのですが、日本の自殺人口は信心によって減るんじゃないかと。宗教という言葉自体がタブー視される日本、これまた変な話です。かくいう私も無信心ですが、たまに仏教に関する本を読むと、学ぶことが多いなと思えるここ数年です。
    テレビを観ない理由、同感です。
    テレビを観るなら猿を観ろ!!そんな気分です。
  2. よしみ〜んさん→
    ぬるい平和がもたらす代償というのがあるんですよね、きっと。年間3万人も自殺者が出るのはやはり異常です。このまま行くと戦死者を上回る。国民一人一人がもっと緊張していいと思うんです。ニュースのトップ項目は拉致問題と年金問題に限定し、解決されるまではやっていくとかね。宗教も大切だと思います。こちらに越してきてから、お寺やお墓参りの存在が大きくなりました。みんな、お墓の近くに住んだ方が絶対にいいと思う。
    テレビよりも、猿の方が面白いですよねホント!もっと言うと、ただ葉っぱが揺れている様子の方が面白いです・・・こういう心境はもうジジイだなあ・・・。
  3. 宗教と政治・社会の問題は確かに難しいのですが
    それをタブー視するあまり、狂信的な宗教に走ったり、
    頼るものが無く自殺をしたりの世の中に
    なったような気がします。
    心の拠り所をどこかに持つ事は、
    それが神様であれ家族であれ必要な事だと思うのです。
    しかし、心を任せるがあまりに自分の拠り所を
    人にも押し付けそうになってしまう。
    これが自殺やカルトにつながっているような気がします。
    お互いを思いやれて譲り合えれば、人はそれぞれに
    自分の拠り所を大切に出来るし、
    自分がしっかりすれば思いやりや譲り合いへの循環に
    なると思うのですけれど。
    まずは自分が変わって、世の中が変わるのを
    じっくりと待ちたいと思うのですが
    それまで生きていられるのかは不安です(苦笑)
  4. Sputnikさん→
    「心の拠り所」というのは、他人であってはいけないと僕も思うんです。おっしゃるとおり、神様に対して狂信的であってもおかしい。他人の事を思いやる、というのもまた難しく、愛がカタチを変え欲望になり、戦争に繋がる気もします。人類全てが孤独を受け入れないと、次の段階に進めないと思いますね。隣の芝生を羨むことなく、みんなが自立しなくてはいけませんね。