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date 2008.6.20
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日置市地域情報化計画に関する意見交換会に出席


日置市役所から通知が来て、「日置市地域情報化計画に関する意見交換会」に出席してきました。これまでいろいろと騒いでいるため、市民代表の一人に選ばれた様です。出席者は、市民側は3名、日置市役所側は・・市長、副市長を含めた7名でした。1時間30分という限られた時間の中で、こちらの思いをぶつけるのは至難の業でした。そんな中で一番言いたかったのは「このままでは定住出来なくなる」という事です。ブロードバンドもそうですが、携帯電話も3社中2社が繋がらないエリア。こんな場所に誰が移住してくるでしょう?ただでさえ人口流出が止まらない地域の現状、何からスタートさせればこの流れを止めることが出来るのか、僕にははっきりとした答えが見えていますが・・・。日置市の中心部は、もちろんブロードバンドが整備されており、どんどん便利になっています。しかし、理想的な発展の仕方とはほど遠い。こういう街の雰囲気は、田舎暮らしを夢見ている都市部の方のニーズとは明らかに違うんです。日本全国で起こっている問題ですが、市の中央部と周辺地域の格差がどんどん開いている。役所は勿論中心部にありますから、市町村合併後、ますます周辺の状況が見えづらくなっている。僻地と呼ばれるような場所にどんどん人を定住させていかないと、やがて日本は滅びます。日置市には、他の地域と「ここが違うんだ」というイメージをもっと明確にして、移住者を増やして欲しい。結局、ブロードバンドの話は、このように広がっていってしまうんですが、全ての生活や仕事の根幹である事なので仕方ないですよね。
先日僕が提出したブロードバンド化に関する陳情書は、未だに「継続審議中」です。聞こえはいいのですが、事実上先送りされていると言ってもいいでしょう。今回の会議に参加させて頂いた事を機に、また動き方を変えてみようと思っています。

Comments: 12 comments

  1. 役所にITの重要性に理解できる人がいないんでしょうね……
    大規模な工場を誘致できなくとも、
    小規模な研究所を誘致することは可能だと思います。
    都会からの交通は不便でありますが、それを補えるほどの
    低額の家賃、自然あふれる住環境、そして豊富な食材。
    沖縄は若年層の失業率が高いんですが、
    だからといってそれだけの雇用を確保できるほどの企業もないんですが、
    人材が豊富にあるところに目をつけ、NTTの番号案内センターを誘致し、
    東京23区内で104をすると大半が沖縄の番号案内センターにつながり、
    そこで案内するということがありました。
    東京だと、人員を配置するための場所を確保し、人員を雇用すると、金銭的な負担が大きくなりますが、
    地方だと家賃は比較的安価で、人員の賃金も東京よりも安く抑えられるという意味もあったようです。
    それをきっかけに、いくつかの企業のサポートセンターを誘致できたと聞いたことがあります。
    数年前、鹿児島頭脳センターの運営にかかわったことがありましたが、
    センターの職員は、一定期間で配置転換するためか、あまり熱心とはいえず、
    また、率先して企業誘致や技能向上のためのセミナーを企画するような人もおらず、
    頭脳センター自体の機能が落ち込んでいます。
    お金がないならないで、知恵を働かせて、活性化をするにはどうすればいいかを考えればいいんですけどね……
    ぐだぐだと申し訳ないです。
  2. Katsuyaさん→
    貴重なご意見、有難うございます。おっしゃる通り、通信環境さえ整っていれば、自然の中で暮らしながら仕事もきちんと出来る訳ですよね。そういうモデル地区として発展する可能性は十分にあると思うんですが、本当に残念な話です。
    お金は確かにない様です。でも地域イントラネットは既に整備されている。そこからうちまでの200メートル、ケーブルを自費で引くと言っているのに、動かない。図書館から本は無料で借りられるのに、回線の使用は難しい。奇妙な話です。
    それにしても「頭脳センター」ってスゴイ名前ですね。
  3. うちも情報僻地で、ADSL来てますけど光はまだです。
    このまま光の敷設を待つよりは、10年スパンで無線ブロードバンドの広がりを待つほうがいいのかもしれませんね・・・。
    一度、無線LANのブロードバンド計画を6年ぐらい前に立てたことがあったんですが、色々制約があって難しかったの覚えてます。
    誘致活動なんですけど、なかなか、宮崎みたいに通信料の補助とか
    沖縄の税金優遇策とか
    制度上の工夫が必要でしょうね・・・。
    鹿児島のIT系の研究会に顔をだしたときにそこは全然やる気出してませんでしたね。
  4. fat-sinさん→
    無線によるブロードバンドの時代、迫っているのかも知れませんが、10年スパンとなると、間違いなく10年待たされます。10年待ったら、鹿児島の人口も10万人減っている訳です。52歳でブロードバンドが来ても、あまり嬉しくないかも知れません。いや、もう引っ越してるかも。そんな感じで待ち続けてはや8年です。この8年で、どれだけの損失があったのか考えると恐ろしくなりますよ。
    ITが社会に何をもたらすか、最近では「負」の部分ばかりが目立ち、向かい風です。fat-sinさん、何かイイアイデアありませんか?
  5. ダーンサ

    ワシが鹿児島ススメられても行かない理由は台風が多いことですが、
    普通はブリードバンドなんですね?
  6. ダーンサさん→
    東京での災害リスクに比べれば、こちらの台風は大したことないですよ。鹿児島のブロードバンド普及率は離島などもあるので今のところ全国最低ですが、徐々に整備されてきている様です。市内のビジネスホテル・・・全てではないかも知れませんが勿論ブロードバンドは使えます。
    是非またいらしてください!
  7. ダーンサ

    台風が接近すると気圧やら何やらのせいで喘息になったり、
    鼻炎になったり、全身痒くなったり、寝れなくなったりするのです。
    直撃しなくても結局症状は出てしまうのですが、
    なにも向かっていく必要はないと思ってます。なので苦しいので無理。
    災害はなんとも思ってません。来る時は来る。常に覚悟はできてます。
    そんなに生きようとも思ってませんし。
  8. ダーンサさん→
    そうでしたか・・・・事情を知らずにスミマセン。自然の中で暮らせば体に良いのか、というとそうでもない様ですね。やはり人それぞれ、自分に合った環境があると・・・。
    是非、長生きしてください。80歳くらいになったら2人展しましょう!え?ヤダ??
  9. あたん

    通りがかりの「あたん」です。
    近くの地域までブロードバンドが来ているとしたら、
    そこから無線LANを飛ばすという裏技もあります。
    参考サイト:
    http://kagosima.jugem.jp/?cid=1
  10. あたんさん→
    貴重な情報、どうも有り難うございます。無線LANの話は、この会議中にも何度か出て、実験をするかも知れない・・・という事になったのです。紹介して頂いたサイトで見ると、随分簡単にセッティング出来そうですね。
  11. mae_sign

    こちらに帰って来てマティックさんのように思うことがたくさんあります。 
     いうほど都会生活者ではなかったので細かい対比はできませんが、人口流出にしても
    「本当に心から人に住んでもらいたいの?」
    ってことです。
    「税金を落として欲しいから」「ただ活気が」…
    って、全部ではないでしょうがチラチラ見えます。
     みんな馬鹿じゃないので、感じるんじゃないでしょうか。
     県内の数ある温泉地でも、場を愛していて、そして他人にもこの幸せを分けてあげたいって気持ちがあるのかなって。
     そりゃ閑散とするわって。
     農業にしたって、食料自給率がこれだけ低いのに、ちょっと調べると新規就農にまあハードルの高いこと。
     とにかくびっくりするのは、鹿児島は拉致問題の話を聞かないということです。ローカルメディアがこれじゃあって思います。
     私(ワタクシ)を考える割合が多いんじゃないですかね。
     枝葉の葉にあたるアイテムを揃える以前の、国民が等しく有するメンタリティの問題のような気がします。
     根っこは実はすごく深いと思いますよ。
     
  12. mae_signさん→
    なるほど・・・そういう見方もありますね。僕が問題だと感じるのは、鹿児島で暮らす人は、生活水準が高いので危機感を感じにくい、という事です。県民所得は低いのですが、幸せそうに暮らしている。食糧自給率も、例えば種子島は800%を超えていたりします。県全体の自給率も、全国でもトップに入ります。こういう景気ですが、基本的には「今の生活を変えたくない」と思っているのではないでしょうか。その気持ちが連鎖を起こして保守的になっていると思うんですね。これは油断に他ならない。冷静に考えると、人口流出に歯止めがかからない。何故?と県民全体が真剣に考えるべきです。今後、地球や日本に何らかの変化が訪れて、価値観が変わる日がきっと来ると思っています。その時に鹿児島が輝けるかどうか、ですね。