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date 2008.8.14
category living
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思った通りの展開なのか


原油価格高騰の影響で世間は大変な事になっている。生活が苦しいという消費者の声が、連日テレビで流されている。僕は常に逆の事を考えるクセがあるので、ガソリンが高くなり、車に乗れない社会が訪れたら、それはそれでイイと思う。鹿児島は車社会だが、それ以前は(近所を走っていた)南薩線、宮之城線、山野線、大隅線、志布志線など魅惑的な路線が数多くあった。マイカーが一般的になり、廃線に追い込まれたと言ってもいい。県民の公共交通機関への関心が高まり、これらの路線が復活するのは、僕の夢である。また、通勤は(エネルギー消費の観点からも)古いスタイルという考えが定着し、在宅勤務の時代が加速する事も僕の夢だ。お盆の帰省ラッシュもなくなる。故郷に定住せよ!高騰について、バイオエタノールや投資家に批判の声を向ける考え方も好きではない。それらは原因の一部かも知れないが、地球の自浄作用が働いていると思った方がいい。なにしろ、「成長」というキーワードが純粋にGDPをベースに考えられているから始末が悪い。カネじゃないって・・・僕のこれまでの半生で言えば、若い頃よりも所得が低い年がある。ちょっと凹むが・・・しかし平気だ・・・・・・・・・・いや。どうかな?サラリーをもらっていないし、出世も退職もしない、という立場だからエスカレーター式の人生設計は無理だが、フローティング・ライフの楽しさは格別。是非とも勧めたい。最後に、出生率が低いのは「子供にはカネがかかる」という理由が挙げられる事が多いが、これも逆の考えである。本当に日本が貧しくなったら「労働力として子供を産む」という近代以前の状態に戻るのではないか。お受験じゃなくて、農作業に回される。少なくとも、原油価格の高騰が、21世紀型の価値観とは何かを提示している様に思います。

Comments: 2 comments

  1.  まだ日本よりは割安ですが、アメリカでもガソリンの値段が高くなりました。そのおかげで大きなファミリーカー(自分も乗ってますが、、)や、馬鹿でっかいトラック、RVなどを手放して「Eco Car」に買い換える家庭が増えています。
     アメリカ人の場合「環境にいいから!地球の為に!」という理由でハイブリッドカーなどを買うという意識が皆に定着するにはまだまだ時間がかかりそうです。  まぁ「ガソリン代が高くつくから」という理由は、アメリカ人らしい自己中心的な理由であっても、ワガママなアメリカ人に環境にいい車を買う気にさせるガソリンの値上げはある意味ありがたい気もいたします。
  2. AikoAZさん→
    とにかく、アメ車やアメ家電は「デカイ」ですよね。人間も国土も大きいので仕方ないかも知れません。それでも結構魅惑的な商品が多く、僕もパソコンやオーディオに関して言うとアメリカを支持していますよ。小さいモノは苦手なので。
    「不都合な真実」って、アメリカではどの程度認知されているのか解りませんが、本国の方には、是非とも観ていただきたいですね。ついでに「ブラッド・ダイアモンド」と「ダーウィンの悪夢」も、違った角度から消費行動や環境問題を考える映画としてオススメです!